EXPRESS5800 T110-iのLSI HW-RAIDがNETAPPのHDDを認識しない。520Sectorのドライブを512Sectorに変更した。
サーバーは5Kだけど、メモリなりHDDなりを購入しないといけない。せっかくのHW-RAIDなんでSASのドライブを購入したいなあと思ったけど、値段が安くて容量の大きいものを見繕って買ったけど、LSIのHW-RAIDが認識しないものがあった。動作品ってあるけどおかしいと思ったから、Netappとある。。。。NASストレージで有名なベンダーであるけど、サーバーと使い方が違うんではないかと思ったけどやっぱりそうだった。ディスクへのデータの取り出し単位が520セクターという方式を使っていて、LSIのHW-RAIDでは512セクターなので、取り出し単位がちがうのでLSIのコントローラーが思うような動作ができないようだ。
容量が正しく取れないようで、論理ドライブの作成ができなかった。このため、NetappのHDDをローレベルフォーマットして、520セクターから、512セクターへ変更する必要があった。ローレベルフォーマットするのに、OSにHDDを認識させないといけないだけど、肝心のRAIDコントローラーがNetappのSASドライブを認識できないので、RAIDカードをバイパスして認識させる必要がある。これば別のRAIDカードを利用してITモードというRAIDを外したSASカードを利用する。ITモードにしたSASカードの作り方は、ITモードと検索するといっぱいあるので、それで参考にすればよい。いらないRAIDカードでやればよい。今回は、手持ちにSAS3041EがあったのでこれをITモードにしたKnoppix上で作業した。
私が使ったITモードのRAIDカードの変更は下記を参考のこと。
IT mode for 4 ports Controller Raid SAS/SATA LSI-SAS1064E / HP-SAS3041E-R | TrueNAS Community
HWアップデートは数十年ぶりにDOSでやった。
元のOSをいじりたくなかったのでLiveモードでKnoppixで作業した。
ローレベルフォーマットは、sg_formatを利用する。
# sg_format --format --size=512 -v /dev/sg1を実行したけど、HGSTのSAドライブだど、 Mode Sense 10-byte (5Ah)でエラーが発生した。
このため、SIXパラメーターを追加して、Mode Sense 6-byte (1Ah)を利用してフォーマットを実行した。フォーマット対象は事前に調べてね。わたしケースだと/dev/sg1
基本ラインは下記だけど、
[root@misago01 modprobe.d]# sg_format –format –size=512 -v /dev/sg1
エラーが出るようなら、:
[root@misago01 modprobe.d]# sg_format –format –size=512 –-six -v /dev/sg1
これで、LSIのRAIDカードが、認識して論理RAIDを組むことができるようになった。
安物買いの銭失いにならなったのが良かったけど、安いのには理由があるってことだねえ。わかって売っているのかこちらはわからないけど、確かに動作品だけど一言ほしかったって感じかな。まあ、今後はこの辺の事情にはまらない体制になったのが良かったけど。
最近のコメント