92年式のECUのエンジンケーブルを94年式のMayfireのECUに合わせる作業
MINIのECUって大きく分けて、92年式、93年から96年式、97式~って感じで大きく変わっているようだ。まあ、92年式出した反省で、93年式が改良されたろうなあと思った。赤城のデトミニのエンジンをかけて状況を確認したときに、配線が燃えてエンジンがかからないって話だったので、その修理を兼ねて92年式のMINIのインジェクションのハーネスが安かったので購入した。配線のカラーコードを、ちゃんと合わせないとどの配線かわからなかったので、千束を買うなら安上がりで手っ取り早いかったからだ。今回その残骸が残っていたので修復しつつ、ECUを騙して起動できるようにして、Mayfireのセンサーに合わせる作業を行った。92年式は2カプラーだったので、これが1カプラーの93年式ので、多少違うのかなと思ったけど、いろいろ違っていることが分かった。自分が気が付いた違いとして、
- エンジンマネージメントリレーが、93年式、97式で変わっている。品番が変わっている。燃料ポンプの扱いに違いがありそう。
- エンジンマネージメントリレーが93年式からPTCからO2センサーのリレーの制御に変更になった。
- O2センサーのケーブルが2カプラー目から1カプラーへ移動になった。
- インジェクターが92年式は、電源直結から、ECU制御になった。
この辺の調査を踏まえて、全部のセンサーの配線変更作業が完了した。併せてケーブルが絡まないように保護チューブをかぶせた。
どう変更するかは、ローバーのSPIの整備マニュアルの配線図と、SPIの解説書を見比べながら現物合わせした。
これが、MEMSの解説書。
今回、エンジンをかけるわけではなくセンサーが動けばいいので、正確に93式のMayfireの仕様に合わせなかった。PTCと、O2センサーの入れ替えは行わないで、92年式のようにO2センサーに別のリレーを追加した。まず最初に実施したのは、O2センサーの信号を1カプラー目に動かす作業。
もう使わないのでピンを傷つけないことを優先したので、コネクターを破壊する形で取り出した。入れるときに気が付いただけど、ケーブルを後ろに強く引けばピンはコネクターから外れる。
O2センサーを動かすために必要なもの。今回は、リレーを別出して追加する形で実施することにした。
36Pinは、O2センサーの電源を制御する信号でここから信号の取り出しが必要なる。
緑黒のラインを追加する。
92年式は7Pinもブランクになっている。
7 Pin Oxygen Senser VE+のケーブル追加して、O2センサーのデータを読めるようにする。あと Oxygen Senser VE-の18Pinも同様に追加する。
93式のケーブルの1PINは、Injectorに行っている。
しかし、92年式の1PINはブランクになっている。
92式は、片方が電源直接だったものを、+,-両制御になったので、1Pinの信号をとれるように追加する。
Injectoreへのラインも取付完了。
コネクターの配置をよく確認して、RoverのMEMSの解説書を読めばとりあえず、動かすくらいのことはできるようになる。
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