INNOCENTI120SLのクラッチ板を交換した。
昨日、みつさんのところに行ったけど忙しかったことと、母がいたのでクラッチ交換に時間がかかるので待ってもらうのも大変なので、翌日私の自宅でクラッチ交換することになった。私の自宅でもパーツと、必要な工具はそろっているのでクラッチ交換をすることができるようになっている。
これがクラッチが滑ってしまったエンジン。クラッチカバーを外してクラッチを交換しないといけない。
パーツは、デットストックの旧タイプのクラッチがあるので、これを使うことにした。新タイプのクラッチは、クラッチ版の厚みが増えたようで、いま問題が発生しているとのこと。それもあり、今回デットストック物を使うことにした。実は新たにクラッチキットを注文しているけど、まだ届いていない。届いたら、厚みが変わっているか見てみたい。
クラッチ交換でカバーを開けないといけないけどエンジンを下さなくても、片側あげることでカバーのネジにアクセスすることができる。このため、ぎりぎりまで、エンジンを持ち上げておく。
エンジンが起き上がってくるので、アクセスし難いネジも外すことができる。
カバーを外してみると、クラッチの削りカスがたくさんついている。
カバーが外れたので、クラッチのプレッシャープレートにアクセスできるようになった。プレッシャープレートを外す。
センターボルトを外す。
キーがずれて入っていたのでネジ山がぶれてしまっている。
無理くりキーを入れたので、キーが削れてしまっている。これは後々交換だねえ。
いよいよ、フライホイールを外す。30kgかけたけど、ビクともしなかった。こうなると思ったので、みつさんを呼んでおいた正解だった。結局、フライホイールの先端を大ハンマーで叩いて衝撃を与えることで外れた。やはり外れない時は、衝撃だねえ。
やっと問題のクラッチ板が取り外せた。削れてリベットまで出てきてしまっていた。これでは、滑るはずだ。新旧のクラッチプレートを比較してみる。
リベットまで来てしまうとフラホイールやバックプレートも削れてしまうケースがあるとのことだけど、早めに気が付いたので、大したことなかったので、綺麗に掃除して再利用する。
オイルシールは大丈夫か見てみたけど、ケースの中にオイルっけないのでまあ、大丈夫ということで今回は交換しなかった。
バックプレートに新品のクラッチ板を取り付ける。この時バックプレートにAマークがあるので、一番上にしておく。
センターボルトは15kgで締める。
タブを起こして、緩まない様にする。
プレッシャープレートにもAマークがあるので、どこにあるか確認しておく。
バックプレートとプレッシャープレートのAマークの位置を合わせて取り付ける。
カバーを取り付けてネジを全部閉める。
レバーを取り付けて、支点になる調整ネジを調整する。クラッチ版が厚くなったので、調整ネジはかなり、隙間ができてしまっている。調整しないと、クラッチが切れなかったり、奥の方で切れてしまったりするので、ここは自分好みに調整する。
クラッチが滑ると焦るねえ。翌日は藤岡に行かないといけないので、クラッチを交換しておいてよかった。多分行っていたら、駆動がかからなくて帰ってこれなかったかもしれなかった。削れると加速的になくなるとのことなので、もう無理だったようだ。
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