ERA TURBOで初爆なしでエンジンが掛からない問題を直した。

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ERA TURBOで初爆なしでエンジンが掛からない問題が11月から発生していた。現象が3つほどあり、解決に苦慮していた。しかし、スターターを回し続ければエンジンが掛かったのであまり深く考えていなかったけど、最近はそれでもかからないので本腰をいれて修理することにした。現象としては、下記の通り

  1. プラグに火が飛ばないことがある。
  2. かぶってしまうことがある。
  3. かぶらなくて、プラグがぬれていなくて、火花が出ていてもスタートしない。燃料が来ていない感じ

MINNIEさんにも車検の時にエンジンかからないことがあって火花が飛ばないケースがあると伝えておいた。MINNEさん側でプラグに火が飛ばないケースで65Dのデスビのアンプを交換してもらって火花は出ないことは無くなったということだけど、また、車検中に3番の問題が発生した。一応替えの燃料ポンプは5本ほど持っているので、一本はERAに積んであったので交換してみてとアドバイスした。しかし、車検前に念のため燃料ポンプを交換していたので、燃料ポンプが原因でトラブっているのか内心疑問だった。しかし、1.3番の現象は出なくなったように見えるが、2番のかぶってしまう問題が残っていた。実は車検が終わって引き取るときにエンジンが掛からない2番の問題が発生していたけど、かぶった時にスタートさせる必殺の操作方法があるので、私がMINNIEさんに行って引き取ってきた。まあ、エンジンがスタートしなくてかぶるのはやはりおかしいので、今回本腰を入れて調査することにした。まずは、スターターの電源回りを丹念に測定したけど、接触不良と思える個所はなかった。

初心に帰って、バッテリをフル充電してスターターに来ている電圧を見てみた。12.7Vならまずまず。

初心に帰って、バッテリをフル充電してスターターに来ている電圧を見てみた。12.7Vならまずまず。

こうなるとINNOCENti120SLは初爆はあるけどエンジンが掛かりにくいというトラブルを抱えていたけど、スターターを交換して快調にエンジンが掛かるようになったので、スターターを交換することにした。最近イギリスから送る送料が高くって、日本から買った方が安かったりするので、ヤフオクから購入したんだけど久しぶりにパチモンをつかんだようだ。まるでニノさんを彷彿とさせる失態だった。たぶん、MINISPARESから過去に輸入したものだろうか、通常ルートでスターターを買えば同じことになるだろうなあと思うけど、ERA TURBOで使っているものより、適当に処理をされている部分があるようだ。

ヤフオクで購入したスターター

ヤフオクで購入したスターター

スターターを取り外すスペースを開けるために、オイルクーラーを移動させた。

スターターを交換しようと思ってオイルクーラーを移動させた。

スターターを交換しようと思ってオイルクーラーを移動させた。

しかし、スターター下側のレンチがかからなくて、このネジの取り出しに難儀した。結局、右側にあるオイルクーラーも移動させてソケットレンチで取り出す羽目になった。

取り外しの障害は、下側のネジがレンチで噛まないでソケットしか入らない。

取り外しの障害は、下側のネジがレンチで噛まないでソケットしか入らない。

すべてのネジが外れたので、スターターが取り外せた。

スターターが取り外せた。

スターターが取り外せた。

レンチがかからなかったのは、カシメにかぶさっていた収縮チューブで覆われてしまっていた。今後を考えて削ってレンチをかかるようにした。

圧着端子のカシメにある収縮チューブが当たっていることが分かったので、ここはGNDなので切ってしまっていいので、レンチが入るまで削った

圧着端子のカシメにある収縮チューブが当たっていることが分かったので、ここはGNDなので切ってしまっていいので、レンチが入るまで削った

オイルクーラーの取り外しに手間取ったので、丸ネジの穴をU字変更して、簡単にオイルクーラーを着脱できるようにしておいた。

サブのオイルクーラーも外しにくかったので、U字に加工した。

サブのオイルクーラーも外しにくかったので、U字に加工した。

ヤフオクから買った新品のスターターを取り付けた。

とりあえず、交換用のスターターを取り付けた。

とりあえず、交換用のスターターを取り付けた。

元のスターターを見てみると、燃料ポンプに行っている端子が壊れていて補修がされていた。これは、たぶんGP10でやっただろうなあと思う。エンジンの着脱で外し忘れて壊れてしまっただろうなあと思う。

外したスターター。燃料ポンプへ行く配線が壊れていて補修されていた。また、歩数されている端子がぐらぐらだった。

外したスターター。燃料ポンプへ行く配線が壊れていて補修されていた。また、歩数されている端子がぐらぐらだった。

この白いラインの端子を見るとカシメがバカになってぐらぐらになってしまっている。ケーブルを動かすと端子が動いてしまう。これでは接触不良が発生してしまう。このラインからスターターを回したときに燃料ポンプにガツンと12.8V送っているので、3番の燃料ポンプが動いていないように見えたのはこれが原因だろうと思う。

その後スターターを取り付けて、素直に配線をした。

配線完了。燃料ポンプに行く配線は、スターターモーターの配線に接続した。これが惨事を招くとは。。。

配線完了。燃料ポンプに行く配線は、スターターモーターの配線に接続した。これ

スターターを回して、エンジンをかけてみると小気味よくエンジンが掛かった。しかし燃料ポンプが動いていないようで、Z2SABさんのトラブルのように、数分動いてエンジンが止まってしまう。そしてエンジンから煙が上がった。さすがにやばいと思って、写真を撮る余裕がなかったけど、油圧警告灯も薄っすら点いていて燃料ポンプに正しい電圧がかかっていなかった。煙がでていたので、どこか加熱していると思ったけど、どうやら、燃料ポンプの制限抵抗が過熱していることが分かった。これエンジン切ってから見たけど、もっと相当上がっているはず。

エンジンはかかったけど問題発生。燃料ポンプに入っている抵抗が燃えている。143度は異常だ!

エンジンはかかったけど問題発生。燃料ポンプに入っている抵抗が燃えている。143度は異常だ!

なんでそうなるだろうと思ったけど、ヤフオクのスターターから出ている端子は、スターターモーターの電源と同一の場所から出ていた。ERA TURBOのもとからついているスターターは、モーターの電源とは導通がなかった。このことからセルを切ると、油圧が上がって油圧スイッチの電源が入り制限抵抗を通してモーターの電源に流しっぱなしになることが分かった。モーターは大電流が流れるのでこれは当然と言えば同然だよねえと思った。ならスターターのオン信号は、ソレノイドから取ればいいやと配線変更してみた。

燃料ポンプの抵抗を通して、スターターに電源供給をするのはおかしいことにが気が付いて、スターターソレノイドに変更した。

燃料ポンプの抵抗を通して、スターターに電源供給をするのはおかしいことにが気が付いて、スターターソレノイドに変更した。

ソレノイド側に変えた時は、スターターモーターより電流が流れなかったので、燃料ポンプが回ってエンジンが止まることはなかったけど、依然油圧警告灯はより薄っすらついているので、通常の消灯状態ではないのでおかしい状態であることが分かった。再度抵抗の温度を測ると152度。。。。。

スターターソレノイドにも電源供給してしまっているけど、これも過大のようで、153度を記録。

スターターソレノイドにも電源供給してしまっているけど、これも過大のようで、153度を記録。

よくよく抵抗を見ていると電熱器の様相を示している。こんな設計はしないよねえと思ったけど、ソレノイドに流れる電流もバカにならないことが分かった。

この時は動いたので会いど厘を続けていたら、抵抗を見たらほんのり赤くなり、電熱器状態になっていた。やばい!

この時は動いたので会いど厘を続けていたら、抵抗を見たらほんのり赤くなり、電熱器状態になっていた。やばい!

しかし、セルモーター側につけて壊れたからと思って、コイルの制限抵抗に変えてみても同様だった。

これで、スターターにつけて抵抗を壊したのかと思い。Z2SABさんにならって、キャブの抵抗に交換したら、これも一気に温度が上がりだした。。。。

これで、スターターにつけて抵抗を壊したのかと思い。Z2SABさんにならって、キャブの抵抗に交換したら、これも一気に温度が上がりだした。。。。

スターターのオン信号を燃料ポンプに送りたいだけど、スターターとは独立してつける必要があった。この方法は、簡単にやるならダイオードを噛ませればいいだけど、燃料ポンプも2-3A流れるのでそこそこ耐圧のあるダイオードが必要だし、ダイオードでもドロップして電圧がさがってしまうなあと思った。このため、スターターオン信号を種にリレーをつけて、常時電源をON/OFFさせれば同じことになることに気が付いて、リレーを噛ませることにした。

回路図を睨めっこして、スターターに。燃料ポンプの抵抗を通して電源供給してはダメなことに気がつき、リレーをかますことにした。

回路図を睨めっこして、スターターに。燃料ポンプの抵抗を通して電源供給してはダメなことに気がつき、リレーをかますことにした。

この状態でアイドリングをしばらくやらして、発熱具合を確かめてみたけど、20度程度で多少温かくなる程度になったので、ヤフオクのパチモンスターターの問題を解決できた。

この状態で、エンジンをかけてみると、20度前後で、ほんのり暖かくなる程度でこれが正常

この状態で、エンジンをかけてみると、20度前後で、ほんのり暖かくなる程度でこれが正常

これでリレーを固定して直ったかなと思ったけど、3番の問題を解決できただけだった。エンジンが暖まってから再スタートさせるとかぶってしまう2番の問題が出現した。いくらスターターを回しても、初爆がなかった。プラグの火花を見ると元気についているし、プラグをはずしてみると、ガソリンでべちゃちゃで濡れていた。これは完全にかぶっているなあという状況。

とりあえず、タイラップでリレーを固定した。

とりあえず、タイラップでリレーを固定した。

なんでかぶるだろうと思ったときにSUキャブが壊れたのかなと最初に思った。ニードルバルブでもおかしくなって燃料を止められないのかと思ったけど、当初からオイルケージを見てもオイルが増えるわけでもなく、ガソリン臭くもなかった。そうなると気になるのはパワーフローなんだけど、こいつのフィルターって、この構成にしてから一回も交換していなかった。もう10年くらい変えていないのでないかと思われる。

オイルでべったりのHKSのPower flow

オイルでべったりのHKSのPower flow

とりあえず外してみると、反対側までオイルが染みていて、これって空気通るの?って感じだった。

外してみると中まで侵食している。

外してみると中まで侵食している。

とりあえず、Amazonにフィルターを注文しておいた。

フィルターを外した状態のパワーフロー

フィルターを外した状態のパワーフロー

このパワーフローにあうフィルターを購入した。

このパワーフローにあうフィルターを購入した。

さっそく交換してERA TURBOに取り付けた。

ERA TURBOに固定した。

ERA TURBOに固定した。

かぶって初爆がない状態から、フィルターを交換して最初のエンジンをかけてみたけどすぐにかかった。かぶっている症状が出ているのは正しい動き。エンジンが掛かってからしばらく動かしてみるとかぶりは解消した。

温まってからかぶってしまう問題があったので水温系が動くまで待って、再度切って再スタートさせたけど特に問題ない。ちゃんとしていればエンジンの掛かりは悪くない。

 

この前みつさんの見舞いに行ったときに今回の問題を話していたんだけど、他の人たちのERA TURBOもエンジンの掛かりは悪いだよねえと言っていたけど、ERA TURBOのエアフィルターは希少なので交換されていなかったりして、エンジンが掛かりが悪いのかなあと今回思ったりした。エンジンの掛かりが悪かったら、初心に帰ってフィルターを見てみる大切さを理解した。こんなトラブルなかなか経験できないとねえと思ったけど、今回の解決難しかった。

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hati

このページを運営しているHATIです。ERAターボやデトミニ、艦これが大好きです。日々の生活で気が付いたことをつづっていこうと思います。

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