INNOCENTI120SLの車検で問題になったウィンカーの修理を行った。
車検でウィンカーで点滅間隔が遅いという指摘があった。一分で60回以上の点滅が必要とのことだったけど、古い車なのでぎりぎりだったのでまあ良いでしょうということになって通してもらったそうだ。それとは別にコンソールパネルにあるインディケーターが左側にした時に点灯しない問題も抱えている。最初点滅間隔の問題を指摘されたので、コンソールパネルについて指摘されたと勘違いしていた。まあ、これなら完全に通らないけど、外側の点灯状況しか見ていなかったとのこと。まあ、今後の車検で点滅していないのも問題なので、今回本腰を入れて修理することにした。
最初、左側にした時だけちゃんと点滅しなかったので、最初はウィンカーがおかしいのかと思って抵抗値を測定したけど、特に問題なかった。このため、今回の問題は、ウィンカーレバーに問題は発生していないと判断した。
初心に帰ってINNOCENTI120SLの配線図を見ていたけど、このウィンカーは、ウィンカー出力とインディケーター出力の2つが出るタイプであることが分かった。
リレーとインディケーターは一対一に繋がっているだけなので、パネルを外して端子を磨くことにした。
結構、端子は痛んでいるので、ここも磨いた。
これで左にしてもインディケーターが点滅するようになった。次の問題は点滅間隔がかなり遅い。
点滅間隔を制御しているのは、ウィンカーリレーなので、ウィンカーリレーを交換することにした。
手持ちのウィンカーリレーともともと付いていたリレー。
INNOCENTI120SLは3Pだけどインディケーター出力のP端子が付いているタイプだ。これでどんなタイプのリレーを買えばよいか分かった。
付け替えるとウィンカーの点滅間隔が早くなった。しかし、左右で点滅スピードが違うのでまだ問題を抱えていることが分かった。
問題を調べるために、ウィンカーをばらすことにした。問題は左側と思うので左側を調べることにした。
素直に電源とGNDの導通を確認したけど、さっそく原因が判明した。GND側が全く導通がなかった。
左側を外してみてソケットとGNDを確認してみたら、接続が甘くなっていたのでGND側の配線を整理してソケットの導通を確保した。
導通が確保できたので、水が入らない様にゴムをかぶせて完成だ。
結構いろいろなところが接触不良になっていたので一通り端子は磨き直した。これで、ゆっくりしたウィンカーの顛末間隔が直って、左右のスピードも同じなって直った。
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