MINIのECUにPCと接続するMEMS激安ケーブルを作った。
この前、SPiとMINIのECUのプロトコルのやり取りをみえるようにシリアルモニターを作ったので、PCからMINIのECUを接続するMEMSケーブルを作ろうと思った。ヤフオクやメルカリでMEMSケーブルがあるけど、5K~6Kほどだ。思ったより高いなあというのが印象。aliexpressで部品を漁っていた時に、これに使えるケーブルを見つけていたど、この円安でも送料込みで305円ほどで買える。
診断モジュール用のUSBサポート,rs232,ttl,uart,pl2303hx – AliExpress
これにタイコーのコネクターを組み合わせればよい。242+165+350円(メール便)で、757円で1062円ほどで全部がそろう。
タイコーエレクトロニクスアンプ 〓 カプラ+ゴム栓 〓 172201-1 :10111335:IK21 – 通販 – Yahoo!ショッピング
タイコーエレクトロニクスアンプ 〓 端子 10個 〓 170280-1 :10111315:IK21 – 通販 – Yahoo!ショッピング
ちなみに、このコネクターは廃止予定みたいなので、コネクターだけでも買っておいたほうがよいかと。
172201-1 TE Connectivity / AMP | Mouser 日本
ここの情報を参考にケーブルを制作した。
Rover MEMS diagnostics – cmb (colinbourassa.github.io)
部品が届いたので、早速制作することにした。
Aliexressで、このケーブルの仕様が公開されているので上のサイトの情報から検討した。RXD:緑、TXD白、GND:黒、赤のケーブルは電源で今回は使わないのでカットする。
シリアルモニターは実は、MINIのハーネスを流用しているので、上の資料を見ながら配線を検討した。
このパターンで圧着すれば、通信できるようになる。
GNDはノッチの反対側に来るように黒を入れれば、すんなり入っていく。
しかし、激安ケーブルは簡単にはいかなかった。一見デバイス登録を済んでいてCOMポートを追加されて正常に動いているようにみえるけど、それをMEMS Diagに設定しても、COMポートエラーになってしまって接続できなかった。デバイスマネージャを見ると、PL2303HXAはサポートを外したと登録されている。一見正常に登録しているように見えるのはWindows10のリテールドライバーはちょっと悪質だ。
下記を参考にドライバーを入れ替えたら、デバイスマネージャーで登録できるようになった。
古い PL2303 を使用できるようにする方法 (ts-software-jp.net)
ドライバーを更新したら、順調にPCとECUの接続ができるようになった。MEMS Diagは便利だけど、もうちょっとMINIの診断に特化したソフトを作りたいなあと思っている。
MEMS-Diagの接続と切断がうまく動いたので激安ケーブルができた。
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