赤城のデトミニのエンジンが組みあがった。
みつさんからエンジンが組み上がったと連絡があったので、これまでの料金を精算してきた。オリジナルは高崎のSprintGarageが組んだものだけど、かなりひどいものだった。とりあえず、話を聞きたいので、このままにして話を聞いてから剥がそうと思っている。まあ、ヘッドカバーはいっぱいあるから交換してもいいだけどねえ。とりあえず、すべての問題を解決した。
まずは、オイル回りで入っていたオイルポンプは傷だらけ、シャフトに鉄粉が回って傷だらけになっている。
内側も見せばわかるけどガリガリ。このポンプは定評があってお宝なんだけど、これでは使えない。
とはいえ、最近Minisparesがこのオイルポンプを復刻しているので、今回は素直に交換した。
傷だらけのオイルリリーフバルブを交換した。
エンジンがさびてしまうので、すぐにエンジンを載せるわけではないので、赤でぬってもらった。エンジンすぐ載せて、オイルまみれになれば錆びなくなるだけど、そんなに都合よくいかないのでしょうがない。
リフターも交換なので新品を用意したけど、一個だけ寸法が長いものがあった。これだから、イギリスの部品は。。。。
いろいろ計測したけど、全長が40mmで他は38mmなので、素直に削ればよいので、旋盤で加工してもらった。
みつさんから言われないと気が付かなかったけど、最近のカムにはオイル穴が開いているとのこと。そういう意味で、オイルポンプにもカム側へ圧送する穴もついているのとのこと。地味に改良されている。
リフターのアームを見ると削れているものがある。
これも、一定になるように交換する。
まあ、ロッカーをばらして清掃しているけど、ごみが出てきたそうだ。この辺のマメな清掃がトラブルを回避できる。
すべての問題が解決したので、ロッカーが出来上がった。
ドロップギアの遊びの計測中。どうも遊びがあるので調べたけど、クラッチハウジングのガスケットが最近厚いそうだ。このため、ノーマルの厚みに交換した。
原因はこれ。Minisparesのガスケットキットなんだけど、全体に厚みが大きい。使えないのでデットストックの薄い0.8mmのものに交換した。
プライマリーギアのクリアランスも確認。スラストの交換は不要だった。
カムチーンはダブルタイプが入っていたけど、位置決めのバリがあってこれが削れていないから、このエンジンは組んでからほとんど回せなかったのだろうとのこと。回していれば、この辺はきれいに削れているそうだ。
カムのタイミングを合わせて、組み込んだどころ。
オイルポンプも2つではなく4つで固定して、しっかり固定する。
元のオイルシールだけど、ブローバがひどいので、これは交換しないとだめだ。
新品に交換する。
フライホイールも交換したけど、今のフライホイールには穴が空いていないので、追加で加工してオイル穴をあけておく。昔のオリジナルにはあるだけど、最近のはやっていないとのこと。
ピストンは、バリ取りして糸面処理をすべてに行った。エンジンブロックは、クランクとメタルのクリアランスの計測をしてくみ上げを実施しているけどこれは、ノウハウなので教えられない。
いよいよ、ブロックとミッションの準備ができた。
遂に合体した。
あと、スターターモーターの動きが渋かったので分解したら、焼けていた。
段付きもあるし、これは交換となった。
あと、ピニオンも割れていたので、替えのピニオンを持っていたので、交換することになった。
あとプラグケーブルに穴が開いているといわれてしまった。結構きれいでよいかと思ったけど、ケチっても仕方ないので、これも交換だねえ。
やっとエンジンが組みあがって載せ替える準備が整った。赤城のデトミニは仮のエンジンが乗っていて走れるようにはしてあるけど、車検証と打刻がちがいので車検がとれないので、このエンジンと載せ替えを実施する。その後、足回りとブレーキをOHをしてもらって車検を取る。助手席のバケットシートの取り付けと、ロールケージの組み込みを実施して準備を整える。しかし、もう2年ちかく下のカニ目がどかない限り入れられないので、これが終わってからの作業になる。
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