デトミニに123イグニッション(123 Ignition)にデスビを交換した。


03月09日2008年

 夜に渋滞すると決まってエンストしてしまう私のデトミニ。デスビを65Dに変えてから顕著にこの現象が発生している。バッテリが弱って電圧が落ちてきてからこの現象が起こっていた。この辺はオルタネータを良くして解決を図ろうと思ったけど、未だに謎のエンスト事件は解決しないので今回はデスビを交換してみたいと思った。前からMiniWorldとかに紹介されていた123イグニッションだけどちょっとお高いので買うのは躊躇していた。今回、別件でオルタを交換したいと思っていたので一緒に買ってしまった。でも、これのインストールは意外に一筋縄でいかないよ。。。今回はいじり壊しをしてしまったので、最終的にはGP10にHelpを依頼した。でも着けてみるとなぜかエンジンの音が静かになる。まあ65Dも普通なら良い感じ何で絶対的にどう違うかというのはまだ分からない。とりあえず、奥多摩を一周、HID、フォグ、暖房全開にして走ってみて、アイドリングをさせてみたけど、エンストはしなかった。まだ、進角カーブをどれが良いか分かっていないけど、結構面白そうだ。下が123イグニッションである。123デスビとも言う人がいるけど最近は123イグニッションになったようだ。今回は、A+のバキューム進角の無いタイプを選んだ。どうせ今後Weberにしてしまうし、バキューム進角は使っていないので、このタイプで十分だ。

前から面白いなあと思ったのは、You Tubeの動画をみてから。

かなり安定して、進角が進む123イグニッション。。。。

 25Dとか他のデスビと比較しているけど、結構ぶらついているだね。遠心力を利用しているからそんな物だろうなあってこと何だろう。このふらつきがエンストの要因だったらと思うと交換したいなあと思った。早速今までの65Dと取り替え開始・・・・65Dはキャップがネジ式でかつ止めるところにちょうどアンプが来ていてスパナが通らず下からスパナを指さないと回らないので、メンテナンス性が悪すぎてもう使いたくなかった。。。。また外すのかよとかなり憂鬱な状態だ。。。。

取りあえず、外れたので123イグニッションのセットアップ。今回はちょっと過激に、”B"にしてみた。これは最終進角が32度でカーブが急なタイプである。セットアップは下記の下のロータリースイッチで行う。

 32度の設定(8−B)までの進角の進み方は下記のようになるそうだ。123イグニッションの最大の特徴だよね。今回はとりあえず、”B"を選択した。

 配線を作って、平端子を追加した。コードは結構長い。必要に応じて切った方が良いだろう。

 しかし、大問題発生!入れたけどちゃんと最後まではまらないのである。ちょっと押して引きずり出すと。。。。。。デスビを回すシャフトが抜け出してきた。。。。。これは単純なスプラインなんで、うまく合わせないと点火時期が狂ってしまう。。。。。。また綺麗に嵌らないのは見て分かるけど、歯の部分がちょっと分厚いのである。。。。。この歯は巧妙に出来ていて重心が微妙にずれているので、反対側には微妙に入らないようになっているけど、現状ではちゃんとかみ合うようになっていなかったのである。。。。

 仕方ないので、123イグニッションの歯側を削って綺麗に挿入できるようにヤスリで調整した。だから、MINIの部品は現物あわせが多くて嫌いなんだ。。。。家の製品でこんなの出したら、怒られるだろうなあ。。。。

 シャフトが抜けて時点で大問題なんだけど、元の位置にシャフトを納めなくてはならない。とりあえず、一番のエンジンの上死点を出した。実はこれが大敗因であったことが後で分かる。。。。それで、もう一台のデトミニのエンジンを引っ張り出して同じように一番の上死点を出したときのシャフトの位置を確認した。大体水平で上よりだった。ここで、再度シャフトの挿入を試みる事6時間!。入っていかない。。。ERAのブロックを引っ張り出して確認してみたけどどうやら最後の棒の部分がブロックへ挿入出来ないことが変わった。GP10にアドバイスをもらってネジが切ってあるからそれで回せば簡単に入るよって社長の話だけど、4時間やれど入らない!やっぱり特殊ツールが必要なんだろうと思って、GiveUPしてGP10に作業を依頼した。。。。。そうしたら、カムが邪魔をして上死点の位置で最後まで入っていかない個体があるのでずらすそうだ。私のデトミニは1番の上死点から90度くらいずらした時にスルッと入っていた。。。。もちろん下記の特殊ツールを使っているけどね。。。。。。がびーーーーん。外したときに一番の上死点を出したことでシャフトが入らないようにしてしまったようだ。。。。もし同じ事をやったときには多少動かしてスルッと入るところを探ると良いようだ。。もちろん、動かした量に応じて移動する必要があるけどね。まあ、一番の上死点を出したときにロータが2時くらいに来るように持ってくればいい。。。。

 シャフトが入ったんで123イグニッションのマニュアルに従ってセットアップを進めていけばいい。進角の位置を決めるためデスビの位置を決めるけど。123イグニッションはタイミングライトがいらないのである。まず、セットアップの流れはこんな感じ
1. 一番のシリンダが上死点に来るように調整する。どうせ、プーリーにキーが切ってあるのでそれを”0”度に合わせる。一番のアームがフリーで、4番がテンションがあれば、上死点が出ている。
2. この状態でマニュアルだとローターが2時の位置に来るとあるけど、私のは5時くらいで。90度ほどずれているようだ。何ていい加減なんだ。。。
3. 位置を決めるため。赤のコードだけ、コイルのプラスに接続する。黒は接続しない。この状態で、位置決めのLEDが点灯する。
4. ここで、KEYをONにして電源を入れる。下の絵ように、位置が合うとローターの下に緑のLEDが見える。

5.緑のLEDがみえたら位置決めOKでこの状態でデスビを固定してしまう。ついでにキーもOFFする。このあと、キャップを着けてプラグコードを接続する。
6.  デスビキャップの固定がネジ式でなくなったのが嬉しい。65Dはネジでこれを回すのが苦痛で苦行だったけど今度はクリップなんでこれだけでも嬉しい。
7. 1番の位置が90度ずれたので、今までの接続と違っている。基本は、1−3−4−2の順番でローターの位置を基本に反時計回りでケーブルを回していけばいい。

 上の図のように、私の123イグニッションは、1番が90度ずれた状態になっていた。一番の上死点を出したときに、ロータの位置を確認した方が良いね。あとは基本的に同じである。あと、忘れないためにケーブルの張り方は下記になる。

進角をチェックしてみたけど。アイドリングでは、8度だったね。取りあえず4000rpmで28度くらいだった。取りあえず回してみたけど、いきなりばらつく。。どうやらプラグが一本死にかけているようで、プラグを交換してばらつきが収まった。まだ、3000rpmでちょっと息付きがあるようなので、ちょっとカーブをおとなしくしてみようかな?乗ってみると分からないだけどね。空ぶかしの時にちょっと違い感じがする。進角カーブの差がでているのかな??でも、アイドリングの音がおとなしくなったような印象がある。これで、謎のエンスト現象が解消すると良いけど。これはしばらく乗ってみないと分からないからね。もうちょっと安いと良いけど、かっこよくてコンパクトで日本で65D買うのとそんなに変わらないので、ちょっと遊んでみるかというのに良いかもね。

以上