壊れたLucasの70Aのオルタネーターの修理をした
ガスケット交換していろいろチェックしていたら,4000rpmも回っているのにチャージランプが消えないことに気が付いた。
オルタネーターを交換して復活したけど、壊れたオルタネーターも70Aタイプなので修理して復活させたい。チャージランプが付きっぱなしはレクティファイアーの部分の故障と思うのでこれを交換すればいいと思っていた。これって大昔に買っていた記憶があるので、修理できるではないかと思った。
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問題はどこに置いたか完全に忘れたこと。まずは捨てようと思ったと取り外したオルタネーターをばらしにかかる。
数本のネジを外すとバラバラにできる。
壊れていると思われるレクティファイアーは上の部分。
半田でついているので溶かしてはんだで取り外せばよい。一応各ピンの導通と、鉄心の間にショートがないか確認したけど問題なののでコイル自身は生きている。
OHキットが見つかったので、レクティファイアーの交換に取り掛かる。
新旧のレクティファイアーを並べてみた。今回はこれだけ交換すれば直りそうだ。
レクティファイアーを半田付けする。
3か所をちゃんと半田付けして確認する。
レクティファイアーとブラシを接続する。
回転子がコイルに当たらないか確認しながら、ネジを固定して組み付ける。
ブラシは入れるときは引っ込ませるためにピンが挿入される。ブラシをオルタに固定するまで引き抜かない。
ブラシが固定できたのでピンを引き抜いて、回転子に接触させる。
修理したオルタネーターを確認するために、確認キットをサクッと作った。チャージランプは、動作していない時は12Vの供給がいるけど、動作するときは12Vを発生するので、出力がぶつかるのでダイオードを入れておく。とりあえず手持ちの1000V,1Aの奴があったので、それを使った。
収縮チューブをかぶせて完成した。
一応安定化電源につないで、動作確認した。ランプが光ればダイオードの方向があっている。電流の200mA程度なので良いだろう。
修理したオルタネーターにテストツールを接続する。
発電させるために、FANとプーリーを固定させるために、ナットを固定する。固定に、8mmの六角レンチを接続して、7/8のレンチで締めていく。
オルタネータを発電させるために12Vが必要なので、バッテリから引っ張ってくる。
バッテリから12Vを引っ張ってきたので、チャージランプが点灯する。
インパクトレンチで回して1500rpmまで回さないといけない。到達したようでチャージランプが消えて13.3Vまで発生できたので、修理がうまく行っていることが分かる。
テストの様子を動画で示す。インパクトレンチで回すとチャージランプが消えて、電圧が13Vまで上がっていることが分かる。ただし、発電が開始されるとオルタネーターが重くなるので、レンチが回しきれないのか電圧が落ちてしまう。この辺はディジタルメータではなくアナログメータのほうが分かりやすかったかも。
直ってよかった。車検の時に戻そうか考えていたけど、これはバックアップで置いておくことにする。
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