MINIのインジェクションの状況を読むSYKES PICKAVANT ACR4を手に入れた

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この前にMINIのタータンのバッテリー上がりのトラブルで、MEMS Diagでの解析がかなり有効であることが分かった。SPIならTOOLを使えば、ECUがどのような認識をしているのが可視化できるのは有効だとは思ったけど、実際使ってみるとかなり便利であることが分かった。しかし、商売を生業にしているに、PCや携帯で見るのはいかにもかっこ悪いし、SOFTWAREの利用条件も気になってくる。Roverが元気なころは、SPIのトラブルはテスターで見ていたなあと思った。テスターが手に入らないか調べてみると、SYKES PICKAVANT社のACR4の話が、イギリスのMINI掲示板で議論されていることが多く使えそうだということが分かった。ACR4はRoverだけでなく、PODを変えればいろいろな車に対応できるようだ。今回、ACR4を2セット購入してみた。一台はみつさんに貸し出しを行って、SPIの整備も円滑にできる体制を整えた。下記が今回入手したACR4のセット。

SYKES PICKAVANT ACR4

SYKES PICKAVANT ACR4

早速接続してもらって、見れるのか確認してもらったけど、さすが有名なツールなので簡単に接続できた。ACR4のRover V1 PODで用意している機能は下記のようだ。Actucuator TESTはリレーを中心としたテストで、エンジンをかけてない状態で、キーオンしたときに動きが確認できる。Component TestはLiveデータを表示する機能で、ECUが認識しているデータを表示する。ENGINE Setipは、COの調整と、アイドルの位置が調整できる。

RoverV1の機能のメニュー一覧

RoverV1の機能のメニュー一覧

SYKES PICKAVANT ACR4をタータンに取り付けた。

SYKES PICKAVANT ACR4をタータンに取り付けた。

今回はSPIに対応しているRover V1 PODとG2 PODを試してみた。Rover V1 PODはSPIのみに対応しているシンプルなセット。ARC4でも2行表示だった。ただ、シンプルなので操作を迷うことが少ない。

Rover(1)のポットを動かして、今までエラーLOGを取得する。

Rover(1)のポットを動かして、今までエラーLOGを取得する。

あと、G2 PODはMAPと呼ばれるもので、複数の車に対応できるようになっている。機能は複雑だけど、起動に正しい車を選ぶ手間が必要になってくる。また、ACR4なので4行使える。

G2 PODを利用すると4ライン利用可能になる。

G2 PODを利用すると4ライン利用可能になる。

基本的に日本のスペックのMINIは、MEMS 1.6を選択することになる。

G2ポットはMAPというマルチアプリケーションに対応するので、MEMSの種類を選択する。

G2ポットはMAPというマルチアプリケーションに対応するので、MEMSの種類を選択する。

ACR4はオプションの塊なので、ケーブルやPODは別売になっているので、利用したいものを合わせて購入することになる。下記は、Rover V1とRover V2 PODになる、V2はMPI用とのこと。ケーブルはSPIに合わせて、3PINケーブルと電源をとるケーブルが必要になる。

ACR2用のRover(1)のケーブル類

ACR2用のRover(1)のケーブル類

中のカセットを分解したところ。EEPROMが入っているようだ。

Rover(1)とRover(2)のPODの内部。

Rover(1)とRover(2)のPODの内部

下記がG2 PODで、SDカード色々な車のデータが入っている。車の年式に合わせた選択表と必要なケーブルを選択するマニュアルが必要になってくる。

SYKES PICKAVANT ACR4のG2 POD

SYKES PICKAVANT ACR4のG2 POD

まあ、MINIのSPIモデルを見たいだけなら、ACR4とRover V1 PODと3PINケーブルを購入すればよい。今はものすごい円安なので、お高いけど送料含めて、50Kほどで購入できるので、インジェクション乗りにはほしいアイテムではないか思った。

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hati

このページを運営しているHATIです。ERAターボやデトミニ、艦これが大好きです。日々の生活で気が付いたことをつづっていこうと思います。

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