3年眠っていたERA TURBO(MINI)のレストア記


 アメリカに3年間いっていたが、府中にあるGrage Plus10に預かってもらっていた。たまに面倒にてもらっていたが、やっぱり機械ものは動かしておかないとだめになってしまうので、レストアをしてもらった。平たく言えばオーバーホールで、車を分解してもらって問題のあるところを修理してもらうことである。私の車で困った問題は数点あった。
 

  1. ギアチェンジ2-3、3-4速へ開けたりすると、コツンと言う感じでそんなにひどいショックでなかったけど振動があった。
  2. クラッチが信じられないほど重い。
  3. 車高が低かったので、セブンイレブンの駐車場みたいなところに入ったときに、フロントスポイラーを坂にぶつけてしまい結構ひびが入っていた。

 私の車は最初からTurboがついていたので、今回はチューニングは行わない。上の点を重点的に点検してもらうことになった。1番目は、デファレンシャルギアにガタがあるのではないかと疑われていたので、エンジンを下ろすことになった。これで、エンジン、クラッチ、ミッション系のOHをついてでおこなってもらった。また、ドアが腐ってしまっているので、ドアの取り替えならびに、車体のオールペイントを実施してもらうことによって、シャーシのフレッシュアップを行うことになった。
 Grage Plus10にお願いして,要所要所で、デジカメで写真をとっておいてもらった。

いよいよエンジンの取り外しにかかる。ERA Turboのエンジンルームはきちきちで余裕がない!

補機類をはずして、いよいよエンジン吊り上げ!1.3LOHV turboで95psを発生するエンジンである。

エンジンを下ろした状態である。今回はとくにチューンを行わないでバラして組みなおすだけである。ちょうどギャレットT3のTurboが見える。これは、ランチャHFと同じTurboだそうだ。その下にあるのが今回問題のディファレンシャルギアである。

エンジンを取り去ったボディであるが、問題がみつかる。。。。。周りをみるとそんなにやれていないように見えるが、真中のアルミをはずすと・・・・

はずした所。。。。どうもTurboの熱でボディーが腐ってしまっているのだそうだ。。。。

さびを取っていくと穴が。。。。。。

アルミを補強で入れて、耐熱塗料で対応してくれたそうだ。。。。。この辺の処理はかなり大変だったそうだ。。。この辺はMINIのスペシャルShopならではないかな?

ヒビの入ったフロントスカートは、樹脂を入れて対応するだそうだ。上を含めた板金対応にものすごい手間(二週間以上)かかっているのだそうだ。かなり、根気と技術のいる仕事なんだそうだ。

バンパーもわれが履いているから、アルミで補強するのだそうだ。こうやって、元の輝きが戻ってくる。

これが、問題のガタの原因のディフレンシャルギアである。これは、分解後の写真しかかなったが、入っていなくてはならないスペーサが入っていなく、ガタが入っていてそこに力がかかるからさらにギアをいためたそうで、ほど丸ごと交換になったそうだ。

今回、交換したパーツたち、クラッチ、ディフレンシャルギアのパーツ、補助ラジエタ、その他なのである。

クラッチもやっぱりおかしかったようだ。PINがでているが均一に当たっていないのだそうだ。デジカメでは変わりにくいが、強化クラッチやこれを支持するパーツを含めて、全交換になるそうだ。これで、超重クラッチが直るといいのであるが。。。。。

これでも分かり難いかな?

ブレーキもレース仕様が入っているから結構ごついなあと思ってしまった。一応ウィッシュボーンサスペンションである!

この後、全塗装を施すのだそうだ。。。。まだ、届いていないが結構戻ってくるのが結構楽しみである。なかなか、国産車では、こんな車をいじる楽しみは味わえないでしょう?手間はかかるけど、ステップアップする楽しみが合って味わいがあると思う。

以上