Likko Car MP3/VCD/CD Player with 5.6 inch TFT-LCD monitor (MP-2000V)


6月28日
 音とび画像とびはやっぱり焼きドライブが大きく影響しそうだということが分かった。Mitsumi(CR-4804)で焼くと音とびが発生しないけど、PhilipsやRicohでやると、5track目くらいから音とびが出てしまうようだ。Philipsは古いFWをつかっているのでちょっと最新にして試してみよう。MP3TRIPでも好調だったのは焼きのいいドライブを使っていたからかな?本当に安定していたからね。。。それと、SVCDは、Lik-sangからサポートしていないと謝りのメールがきた。今、ISPがダウンしていたので見せられないがちょっと残念だね。

6月20日2001年
 GoodGuy'sのダイレクトメールを見ていたら、CAR DVDプレーヤが$900台ででていてモニタ含めると$1100〜$1200くらいで買えるようになった。また、DVD-Rドライブがでたので自分でオーサリングすればDVDディスクを作ることができようになり、だんだん楽しみになってきた。しかし、全体で$2000くらいの投資になり、ボーナスが出たとはいえそこまでの投資はできないよなあと思った。そんな思いを持ちながらLikkoのリリースノートを見ていたら、Car MP3/VCD/CD Playerをリリースするというので喜んでしまった。もしかして、自作のVCDが見れるのか?VCDだから結構安価にリリースされるよなあと思ったら、ぼぼ期待通りのものだった。

 今回の品はLikko製のMP-2000Vで、5.6inchのTFT Display付で、私はTAX、送料込みで$394で組み上げられた。必要なものがすべて含まれているが、本体、Frontパネル、取り付け金具、カーステ側のハーネス、リモコン、5.6inchTFTディスプレイなどである。

 本体は、AIWAと同じように操作部が分離できるタイプで、普段は使わないときはFrontパネルを外して、盗難から防げるようになっている。AIWAのようにセキュリティAlarmに見せかけるダミーライト機能がついている。治安の悪いところでは、カーアラームは必須であるアメリカの暗部を見せるものであるが、アラームが入っているものは狙われにくいという泥棒よけの機能である。それと、Aiwaと違って、フロントパネルを開けなくても、CDの出入れできるのはちょっと便利である。デザインは、Aiwaより派手ではなく、Awiaを見ているとちょっと物足りないかなと思う。


車へのインストール
 AIWAのカーステの取り付けは内部に余裕があって簡単だったが、今回は、こいつの機能のちょっとした不安があったのとAUX入力端子がないため外部に簡単にMP3プレーヤが取り付けられないので、AIWAとこのプレーヤを取り付けることにした。カーステの取り付けは本当に簡単だけど、今回はスペースがなかったからかなりはまった。左上の絵にあるように、サイドに十分な取り付け穴があいていないのと前方に3mmの穴しかあいていない。そのままでは頭が小さすぎて横のBARに取り付けができなかった。右上のように取付けカートリッジにはめるような方法に変更した。しかし、見て分かるようにケーブルいっぱいあり、かなり大きいため当たってしまって最後まで入ってくれないのである。また、この状態だとケーブルをうまく這わすことができないため、右上の方法では取り付けられなかった。左上の時点でもう取り付いているが、3mmのねじにワッシャをかまして頭が小さい問題を解決した。左下のように2DINでは大穴が空くから、きれいにケーブルをと整えてとりつけられる。このとき、フロントパネルはDINサイズより大きいのではずしておく必要がある。左上と右下を比べるとフロントが違うのがわかるだろう。まあ、2台取り付けたいということをしなければそんなにはまることはないと思うが、うまくいけば、右下のように収まってくれる。


使い勝手
 VCD機能があるとどちらかというとMP3機能はおまけという感じがするが、これもそのような感じがする。VCDを使ったときの機能は豊富であるが、MP3の場合には、”REPEAT"、”L/R"、”OSD","+10"位からしか使えない。一番ほしいRANDOM機能が使えないのちょっと悲しい。カーステの場合にはREPEAT ALLデフォルトの方が使い勝手がいいと思うが、一周回って終わってしまうのがちょっと悲しい。リジュームは、Trackと秒まで保存されているが、設定は消えてしまうのでせっかくRepeatALLを選択しても、イグニッションを切るとリセットされてしまうのは痛い。ただ、AIWAと違って、フロントパネルを倒さなくても、CDの入れ替えができるのは結構便利だと思う。それ以外の操作は一般のカーステと同じだから分かりやすいと思う。

MP3とVCD利用時に、ディスプレイに操作画面が表示できる。下がMP3の表示画面である。最初に演奏される曲はルートにあるものではなく、最初のディレクトリに存在する曲である。ディスプレイにはディレクトリ、曲名が8文字表示される。RETキーを押すとディクトリ間の移動ができる。RWD,FWDキーでディレクトリ、曲を選択することができる。ここで演奏したいディレクトリを選択して、PLAYボタンを押せば、そのディレクトリが選択される。また、フロントパネルに認識している曲数やトータル曲数が表示されている。

VCDは上のようなメニューは作らないとでない。VCDは機能が豊富でイントロ、ランダム、OSD、VIEWなどの機能が追加で使える。左上が起動時の初期画面で、MP3を入れたときもこの画像がでる。トータル曲数や時間、モードなどが表示される。右上はイントロをを選択しているときであり、設定が終わればイントロ再生ができる。OSDはTrack,秒、イコライザー表示のON.OFFを選択できる。これはMP3でも有効である。VIEWはそのTrack内のダイジェスト機能である。Track単位のほうがうれしいのであるが、ダイジェスト機能は好きな機能である。


CD−ROMの認識
 車にインストールする前に使えるものなのか自信がなかったので、バラックで組んでみた。電源つなげば、わざわざ車につなげなくても動作させることはできるからね。

 CD-R,CD-RWでテストしたが、CD-R、CD-RWともに認識してくれた。CD-Rのテストに99分(800MB)のメディアを使ってみた。下にNEROで焼いたデータを示しておく。トータル容量が830Mbになっているが、メガバイト表記なら793MBになり、214曲入った。

 さて認識であるがこいつは99分のメディアを認識してくれた。しかしフロントパネルを見て分かるように、171曲までしか認識してくれない。マニュアルに認識曲数は書いていなかったが最大171曲までなのか?171曲まではストレスなく演奏してくれた。それに、RepeatALLでも、171曲まで演奏して、最初の曲に正常に戻った。時間にして90分までのようだ。
 

マルチセッションDISKの認識
 また、下記のデータで焼いてみた。ROOTとDR1からDR4まではシングルで焼いて、追加でDR5を焼いた。

使い勝手の中のディレクトリ表示にあるように、セカンドセッションのDR5は現れてこない。マルチセッションの機能は使えない。やっぱり、マルチセッションはまだ鬼門なものも結構あるんだな。

MP3再生能力
 さて、再生基本性能であるが、けっこう良かった。基本性能が分らなかったので、ちょっと調べてみたが、実用上まずまずであると思う。今回も曲のデータには谷山浩子のカントリーガールを使ってみた。基本的な128KBPSは問題ないので、192kbbps、224,256,320KBPSの転送レートとサンプリングレート22K,32K,48Kも試してみた。エンコーダーは、午後のコーダとM3EとM3SEを利用している。
000-GOGO-64-128V-CG.mp3 3,933,137 00-07-22 9:13
001-GOGO-128-320V-CG.mp3 8,769,163 00-07-22 9:16
002-GOGO-192-CG.mp3 5,940,040 00-09-18 22:44
003-GOGO-224-CG.mp3 6,930,186 00-09-18 22:39
004-GOGO-256-CG.mp3 7,920,331 00-07-22 9:11
005-GOGO-320-CG.mp3 9,900,537 00-07-22 9:10
010-M3E-192-CG.mp3 5,941,794 00-09-18 22:48
011-M3E-224-CG.mp3 6,932,252 00-09-18 22:46
012-M3E-256-CG.mp3 7,922,712 00-07-22 9:26
013-M3E-320J-CG.mp3 9,903,545 00-07-22 9:19
014-M3E-128LV4(204kbbs)-CG.mp3 6,226,986 00-09-18 22:50
015-M3E-128LV5(250kbbps)-CG.mp3 7,715,310 00-09-18 22:49
020 M3SE-160-CG.MP3 4,4951353 01-01-13 15:40
021 M3SE-192-CG.MP3 5,941,117 01-01-13 15:45
100-Elha_OP2-48K.mp3 4,305,152 99-03-01 4:01
200-Feeling Heart(Shiho Ver)32K.mp3 2,083,700 00-01-05 20:05
300-For The Moons Prayer-22K.mp3 2,000,219 00-03-02 11:45
 すべてのサンプリングレートとビットレートは音とびもなく再生した。音程もおかしくなかったし、再生範囲は結構良好であると思う。しかし、長時間連続で動かしているとたまに音とびが発生することがあった。決まった場所で起こるわけでないので、CDの読みがちょっと甘いような気がする。またライタをPhilpsのPCRW804Kに変えたのだけど、これも影響しているのかもしれない。いままで、MitsumiのCR-4804を使っていたけど、あれは名作なのかな?MP3TRIPで他のサイトで音とびが激しいといわれたど、私のはほとんど発生しなかったし、今回同じデータで焼き変えたらほとんど発生しなくなった。RICOHのMP9120でやったらかなり音とびの頻度が増してしまった。いまところ、PhilipsとMitumiで4Xで焼いて楽しんでいる。音はカーステのDSPいじるとかなり変わってしまうけど、可もなく不可もなくという感じかな。本体自身のAMPを使っていなくてAIWAのラインアウトを通しているので、実際の音の感じはつかめていない。普通のプレーヤでもヘッドフォンを変えると性格が変わってしまうので、スピーカの選択が千差万別なんであんまり当てにはならんでだろう。まあ、変なデコードはしている感じはない。
 それと、Displayと本体の接続は気をつけたほうがいい。最初はヒューズの内側の方がいいだろうと4本線側に接続していたが、本体のCDがシークするごとにDisplayにノイズが載って音とびの頻度が増した。このBOXを開けて見たけど、トランスやダイオード、コンデンサーなどがあり、電源をいじっていそう。容量不足に陥っていたようで、ヒューズの外側の2線に接続して音とびの改善とDisplayの乱れがなくなった。


VCD機能
 DVD/VCD機を使って規格外の高いレートが普通に動いていたので、データもそちらを重点的に作っていた。このため、かなり遠回りの評価となってしまった。規格外VCDがあたりまえの環境にいため標準VCDのレートでしか動作できないとは思わなかったのである。
 今回はソースにUS版のAngel Linksのオープニングを使って試してみた。これを書いていてGasarakiにすればよかったと思った!!。しかし、ちょうどNERO5.5で遊んでいたので、その題材にこれを使っていたから。。。。それにかわいい女の子もいっぱいでるしね。まあ、これも早い展開とスクロールがあるので、完全に再生するには結構骨が折れるでいいだろう。

VCD2.0対応であるので、問題なくメニュー表示できる。上に示すような設定でエンコードした。AVEはVBRの平均レートで、1000-4000まで振れるように設定してある。1,2以外は正常に再生できなかった。絵はちゃんとでるのであるが、音が飛んでしまうのである。最初は私が作ったパラメータがおかしいのかとおもっていろいろデータを作り直したが、最終的にスタンダードなVCD設定と私の独自パラメータでビットレートを1150KBPSにしたときに正常に音声と絵がちゃんとでた。残念ながら規格外VCD楽しめない。まあ、TFT5.6型だから規格外が動いてもその恩恵をよくすことができないだろうけど。。。でも、CDは2種類作らないといけなくなってしまった。。。。。
 画質はこんな感じである。ATIのキャプチャから、このプレーヤの出力をとったものである。

その2

DVDのソースから標準VCDへ変換したものであるけど、思ったほど汚い画面ではないなと思った。これは、大きなテレビで再生しても、そんなにひどいものではなかった。また、5.6型のTFTなんで、細かいディテールなんかわかない。思った以上に良好だった。
 一応SVCDも対応ということで焼いてみたけど、うまく作成できなかった。NEROと互換性がないのだろうか?VCD1.1と認識されているみたいだし、私の環境では、SVCDは使えていない。これが使えればもっと高画質を得られると思うのだけど。


総評
 AD Visonが仕掛けたOP予告編作戦は他も追従しだして、US MANGAは裏面を全部予告編にしたし、ANIME Worksも面白いOP VIDEOを入れてくるようになりVCDのソースとして使うのは結構いい環境になってきた。VCDが車で見れるというのは、ちょっと暇つぶしにはかなりうれしい機能ではないかな?(最近FreeWayで渋滞で暇なんだよね。。。。)まあ、細かい機能を上げるとぜんぜん進められるものではないのだけど、”人とは違うのだよ”と言いたい人やVCDを楽しみたいという人には、かなりお勧めのマシンだね。DVDが安くなればそっちに移るけど、ここ1年で$400で組めるとは思えないので、この辺を楽しみたい人にたまらないだろう。
 AnimePlusから”Go shogun 時の異邦人”は入ったよとmailが入ってきたので、先週行って来たBurbankへまた行って来た。70mailくらいあるんだけど、モニタが落ちてしまう(物理的に)トラブルがあったけど、動作は良好だった。かなり明るい状況なんだけど、ちゃんと見えているのがわかる。



買い方
 こいつは、香港からの購入となる。PAYPALが使えるので送金もスムーズで、注文から1週間ほどで手に入った。このサイトは日本語もありだから、日本へも発送してくれるだろう。ただし、PAYPALを使いたかったら、英語でやるしかないが。。。。。送料、税金込みで、$394だった。

http://www.lik-sang.com
以上