デトミニのピニオンギアが噛んでしまう問題の原因が分かった。


11月02日2007年
 那須の鹿の湯からの帰り道に後数キロというところで、スタータのピニオンがはずれてしまって、エンジンが掛からなくなった。保険のロードサービスを呼んですぐに自宅へ運んでもらった。

 エンジンを見てみると、デスビの片方のネジが締まっていなかった。キャップはガタガタだ。これでエンジンのアイドリング時に調子が悪かったのかも知れない。しかし、電装系の負荷が高いときにアイドリングしているときはエンストしてしまう持病がある。東北自動車道をぶっ飛ばしてきて水温が上がっている状態で、16号の渋滞にはまると全力で冷やすので、FANが2連まわってライトを付けると、エンストしまくってしまった。これで、スターターを何回も回していると、また噛んでしまわないかなと恐れていた。

 やっぱり、噛んでしまった。もうちょっとのところで惜しいところだった。押しがけで切り抜けられるかと思ったけど、そんなに甘くはなかった。このため、ドナドナすることに、自宅でセルモーターを外そうと思ったけど、全然はずれる感じではなかった。これ以上は手が出ないのでGP10に頼んで来てもらって外してもらうことになった。デトミニは、エンジンルームやサブフレームに余裕があるので、クラッチカバーは車載状態で外せた。見てみたら、ピニオンからスプラインが完全に外れてしまって入らなくなってしまった。これがスプラインの中に入ってくれないとスターターは外れないので、先端をグラインダーで削って外す方針にした。

 何回かトライして切断に成功した。ピニオン見るとかなり削れているね。リングギアがちょっと心配だけど、取りあえず、今回は、スターターを交換する。元々入っていた物は使えない。

 だめ方と、良い方のスタータを比較してみると、シャフトのエンド側のストッパーがなくなってしまっている。このため、リングギアにかみ合いも奥方へ行ってしまっている。右側は先端のほうで噛んでいるので綺麗になっているけど、左側のモータは奥側が綺麗になっているので、良い状況ではなかったのは、一目瞭然だね。でも、GP10のこの辺はチェックして欲しかったけどね。何をOHしたのか意味不明だよね。今回も修理代と出張費は払ったしね。

 スプラインを見てみると先端が欠けてしまっているね。こちら側を入れてみたけどどうやっても入らなかった。押しがけをやろうとしたのがとどめを刺してしまっただろうね。反対側ならすんなり入ったけどね。本来は先端までは抜けないようになっているけど、ストッパーが削れてしまっているので、この部分にストレスが掛かってしまっていただろうね。

 ストッパーがなくなってしまったので一番ダメージをうけていたのは、ピニオンギアだよね。これを柔らかくして、壊れやすくして他にダメージを与えにくくしているのでなおさらだよね。こんなエンド部分が削れる訳がなかったのに変だなと言っていたけど、あの先端のストッパーが大事だとは思わなかった。

 これで、スターターが噛んでしまう問題が分かったことは収穫だね。後は、残りは電装系の負荷が高くなったときにエンストしてしまう問題を解決したいね。エンジンのOHを計画しているので今後解決したい問題であると思うけど。

以上