家庭内サーバ計画


 家を買ったときから自宅サーバを立てようと思っていたけど、インターネットはCATVを使っていたため挫折していた。家のCATV業者は固定IPをくれるけどそのときは、月に一万三千円くらいだった。これではちょっと趣味に使うには辛すぎるなあと思っていたし、CATVは上りが遅いので立てるには非常に不利な状況だ。そのうち光がくるかな思っていたので、光通信がくるまで自宅サーバは棚上げにしていた。しかし、一月から家の地域の受付が開始してやっと5月19日にbフレッツが入った。ならばやりましょう自宅サーバ。。。。最初はWindowsで組もうと思ったけど、WindowsServer2003は高いしISSはメンテナンスが大変だなと思ったのと、Web関連を立てるなら、最初は大変かもしれないけどLinuxの方がやりやすいと思った。では、自宅サーバーをどう立てていったのか順次紹介していこう。

6月12日2005年
 今回自宅サーバに選んだのは東芝のSG30。小さな筐体に、LANが2chあり、ローカル側はHubがあって7chローカル接続できるので、今回の目的にはうってつけである。中に入っているソフトはアプラインス向けなんで、使えないので中身を消して、Redhat9をいれた。もっと新しいやつはあるだけど、たまたま、家にあった本のCDがRedhat9だったので、面倒だったんでこれにしてしまった。SG30だけど、ちょっと変わっている。Eth1がWAN側で、Eth0がローカル側に設定されているので注意がいる。MainボードにIDE端子が出ているけど実は上のHDDボードとShareになっている。このため、インストール時には右側のスレーブ側のHDDは使えない。また、RedhatのインストーラーがCD-ROMのあるポートに変な設定を加えるので、"grup.conf”をCD-ROMが使わなくなったら手動で直した方が良いだろ。

 上の状態のバラック組でRedhatのインストールスタート。特にはまることなく、インストーラーに従ってインストールは完了した。まあ、枯れたマシンなんで特にはまることは無かったのが良かった。Linuxと言うと認識しないことがあったりして、面倒だなと思ったけど拍子抜けだった。今回参考にしたのはこの本。家を買ったときに自宅サーバーを立てようと思ったときに買ってあった本で、今となってはちょっと古いかも。でもかなり参考になったし、この本のCD−ROMを使ってRedhat9をインストールした。

 とはいえ、この本通りにセットアップしても私のサイトはできないし、かなりはしょって書いているので、このままやらない方が良いと思うなあ。気になって点や相違点を今後書いていきたい。わたしも、セットアップの仕方を忘れてしまうので、備忘録の代わりにもなるしね。

6月2日2005年
1)Bフレッツの工事
 家の端子台は結構遠くにあって、300mほどのところから引っ張ってきた。このため、2台体制?(3台?)ので結構大がかりな工事だなと思った。とりあえず、9時に開始した。

 これが幹線からの分岐BOXで、ここから枝分けれして各家に行くとのことこと。Firberには特徴があって、青いチューブで覆っているのがNTTで、Tepcoなら緑のチューブが電柱のところにあるらしい。また、光が来ていないところで待ち遠しいと思うなら電柱をよく見てみるといいだろう。

 着々と家にFiberが伸びていく。1時間ほどで外回りの処理は完了。結構処理は速い。

 外側が終われば、そこから家の中を通していく。私の場合は屋根裏の納戸にサーバールームを置いている。寝床にPCが動いていると落ち着かないので人がいない部屋にサーバーを置けば24時間運転でも気にならないと思ったからだ。これは結構正解でこれから家を立てようと思うなら、かなりおすすめだと思う。1時間くらいで終端装置のセットアップを進めていった。作業自身は大したことはなさそうさけど彼らが使っているツールが特殊で、個人でいじるにはリスクが高い。2時間ほどで全体のインストールは完了。Fletsスクエアーの速度測定で、84Mbpsとの速度だった。はまるのかなと思ったけどかなり単純で拍子抜けだった。

 家を建てるときに、電気関係は結構考えて作った。下にあるような工夫をしてあるけど、いつかはこれも通用しなくなると思った。将来は光通信を入れることもあるし、簡単に変更が出来るようにしたかった。さらに考えたことは、一階や二階の屋根の中を簡単にアクセスすることが出来るようにすることだった。通信線を部屋に引き入れようにしたくないし、Fiberが部屋の中を走り回る状況は考えたくなかったので、これは考えておいた方が良いよ。。。。。家は納戸から簡単に屋根の反対側に入れるようになっている。これで手抜きがあっても簡単に確認できるしね。これはおすすめだ。


2)ISP選び
 自宅サーバーにするときに、最初考えることは固定IIPにするのか、しないのかである。固定IPでないと時には、常にIPが変化したことを通知しなくてはならないし。いままでのドメイン名が使えないとこともあるかもしれない。やっぱり、固定IPをくれるところが絶対に良いなあと思っていた。次に問題になるのは、DNSの逆引きについてである。家なんかは、www.misago.comでたどり着けるけど、実際にはこれで処理しているわけではなく、203.141.129.58というIPアドレスがふられている。この引き方は正引きと言われる物で当たり前のことである。問題は203.141.129.58をwww.misago.comに出来る機能を付与するか?しないか?である。これは逆引きと言われている。普通は逆引きはなくても困らないけど・・・出来るならやった方が良い。実は今までは私の構成では出来ていなかった。メールを例に取ると、hati@misago.comであるけど、送信先はCATV会社のSMTPサーバーを利用していたので、必ずしも一致していなかった。これで結構なサイトでメールが届かないトラブルに遭遇するのである。Googleで、逆引き メール 拒否でみれば分かるけど、逆引きが原因で届かない心配がでるのである。lこのため、出来るなら逆引き出来るようにした方がいい。
 しかし、最近固定IPをくれるサービスが多いけど、正引きは自分でやるのは当たり前として、逆引きの権限をくれるISPはあまりないのである。Googleで、固定IP、逆引きでみれば瞭然で委譲しませんというのが普通みたいだね。。。。自分でやるなら、8IPくらいもらうプランしかないけど、これでは高くなってしまう。。。。そんなこんなで、調べて良いったら、セカンダリDNSのホスティングと、逆引きの設定をISP側でやってくれるサービスを持っているISPを見つけた。Interlinkと言う会社なんだけどね。一番やりたいことが揃っていて、結構値段もリーズナブルでNTTを含んで\7000位でできるようになった。CATVのインターネット代はけっこうしたので、ほとんど変わらない価格なんだよね。自分でBINDの設定をやったので分かるけど、あの作業で\1500はいい値段取るなあと思うけど、これですべての目的が達成できた。

 上の絵を見て分かるように、同じIP`アドレスだけどレスポンスの結果が変わっていくことが分かるであろう。Interlink側の設定が完了して、ns.misago.comという期待通りの逆引きが出来るようになっている。このオプションを設定しないと、203.141.129.58.user.ad.i24.netというinterlink仕様になってしまう。まあ、これが無くても通信は出来るので、どう考えるかだね。\1500はちょっと高いと思うけどね。

5月24日2003年
 昨日家の登記が終わって遂に家をGetできた!これで、家の中にLANを走れせようが、Bフレッツ走らせようが、ADSLが光収容で使えないとかすべての不便から開放される。賃貸だと自由に変更できないから非常に不自由でいやだった。今度は自分の家なんでこの辺の制約がすべてなくなる。また、家を好きなように作れるので、事前に各部屋に、CATVの信号や電話、LANを引けるようにしてもらっていた。また、納戸にサーバが置けるように、LANをここへ集約できるようにして、CATVの信号を持ってくるようにしている。ADSLも状況によっては持ってくるかも。。。これで、24時間サーバー動かしていても誰も文句を言われないし、最終的にはWEBをこっちにもってこようと思っている。jこれで、ほぼサイズ的な制約もなくなるし、大容量のFTPサーバも立てられるしいろいろ遊べるかなと思っている。まあ、こつこつセットアップしていこうと思っている。
 まず、今日部屋にLANを張り巡らしてきた。電気屋さんに依頼したけどあまり経験がなさそうだし、かなりお金を吹っかけられそうだったんで、今回は、LANを這わす管を部屋の中に敷設してもらって、LANのケーブルやローゼットの調達は自分で行い、CAT5eのケーブル作成を自分で行った。トータル2時間くらいの簡単作業で結構簡単だなと思った。

 電気屋さんは各部屋に行く管しか敷設していないので、まずは引っ張るための針金にCAT5eのケーブルを絡ませて実際のケーブルと針金を入れ替える作業を行う。下は大分引っ張り終わっているけど針金に巻きつけてあるケーブルが見えるであろう。これを持っていきたい部屋から引っ張ればケーブルを通すことが出来るのである。。。

 全部のケーブルを張り替えることが出来たら片方をカムテープで固定しよう。これは反対側から各モジュラーを圧着するけど引っ張ると抜けて大変なことになるのを防ぐのである。これをやるのを忘れて一本抜けてしまいかなりはまってしまった。

 CAT5eは4組の撚り線から出来ていて8本入っている。これを指定の位置に通していく。LANは586Bのタイプで組むと良いだろう。今回は面倒だったので、586aで私は組んでしまったが。。。。

今回買ったモジュラーは色分けが分かりやすく簡単に組むことができた。

これが出来上がりである。今回は6箇所LANを出したので6port作った。ACとCATV用の信号なども出している。奥が$300強で買ったSG20でこれを使ってWebサーバ-とFileサーバーを立ち上げようと思っている。ファイアーウォールやキャッシュの機能もあるので結構お買い得と思うだけど。。。

各部屋側からSG20をアクセスしてテスト中の様子。とりあえずLinkはうまくいっているようなので一先ず安心といった感じかな。今後、SG20を使って遊んでみようかなと思っている。部屋にLANを走らせるもの結構簡単何でチャレンジしてみてはどうですか?


以上