Ryla/i2go MP3プレーヤ


5月20日
 egoのRev1.09がリリースされた。今回はアップデートで、はまってしまった。i2goエージェントがロードされているとフラッシュアップデートプログラムがFailしてしまうのである。アップデートが途中で終わってしまうので、egoが立ち上がらなくなって困ってしまった。しかし、エマジンシ-の起動法があり、エージェントを終了させれば問題なくRev1.09にアップデートできた。i2goへ送らなくてならないと思ったが助かった。i2goは結構まめに機能改善を図っているのは、感心している。今回はアップデートで面白いと思ったのは操作法の改善と、起動音(AUDIO SKIN)のサポートである。

  1. Audio Skin(起動音)のサポート。フラッシュデートファイルにあるeGoBst.mp3をAudioへ転送する。最初転送すると、egoへ書き込みを行う。最初毎回ロードするのかと思ったが、一回きりだった。このため、最初だけ起動に時間がかかるが、転送すれば直ぐにかかるようになるので、使い勝手はいい。Voiceメモの起動音が出るのはいいと思う。録音のタイミングが分る。また、起動音のON/OFFは選択できる。起動音が出来るのは下記の通り、
    1. 電源オン
    2. 電源オフ
    3. Voiceメモの起動音
    4. Voiceメモの起動音
    5. USB初期化の起動音
    6. USB使用可能(i2goとの同期が取れたとき)起動音
    7. Interct(?)
  2. いままで、VoiceメモのスタートSWたっだ”i”SWが設定SWになった。いままでは、ディレクトリ選択とSettingの間の操作が煩雑であったのが、簡単にSettingにいけるようになった。単純な一回押しなら、Settingへ、押しつづければVoiceメモへいけるようになる。
  3. 前回のRevではPAUSEを押したときに前回はかかっていた曲だけの情報だけ保存していた。今回はSettingのデータ(RANDOMやRepeatやイコライザの設定)を保存してくれるようになった。これは結構便利かもしれない。車で、エンジンかけるたびに設定しなさなければならなかったものが、必要なくなった。 

この他に、RAMDOMやREPEATのアルゴリズム改善やパネルの表示方法改善、Voiceメモの改良も行っている。あまり実際のメリットが見えてこない。しかし、定期的に機能アップを図っているのは好感が持てるが、もうちょっと小さいといいのだけど。。。まあ、マイクロドライブが使えるのは、これしかないからこれはこれで、貴重ではあるのだけど。

3月7日
 新しい、Rev1.07のFWがリリースされている。いろいろ変更されているが、私がうれしいと持った変更点は下記のとおり

  1. ランダムの曲順の改善。乱数の種を直してくれてばらばらにかかるようになったが、とびとびに曲がかかっていって直ぐに一周してしまうのである。一周すると止まってしまうのでまた再生させるのが面倒であったが、この飛び飛びが直って、曲が戻って再生するようになった。
  2. PAUSEを押した時点でリジュームがかかるようになった。DC電源を落とし、復帰したときにNVRAMを利用してPAUSEを押し時点に戻ってくれるのである。イグニッションを切る前にPAUSEを押しておけば、続きからはじめられる。しかし、イコライザーやRAMDOMなどの設定を保存してくれないのはたまに傷である。
  3. イコライザーの設定改善。egoはイコライザーの設定が複雑であるが、今回で、JAZZ,ROCKやいろいろなパターンで設定できるようになった。まあ、一般的なプレーヤの設定と同じになった言うこと。
  4. 残念なのは、Fileの転送速度の改善がなかった。V1.06は改良しているみたいだったけど、今回その機能を殺している。パラレルのRylaより遅い状況は改善してほしいと思う。

 その他にはいっぱいあるが、そんなに影響があるとは思えないので割愛する。

 1月31日
 2週間前からegoのrev1.05が出ているが、ランダムの曲順変化が一定している問題は直ったようである。リリースノートに乱数の種を変更したとなっていたので、試してみたがランダムに近くなった。またこれに伴って時計や経過時間のサポートされた。漢字のデータ転送も改善されているようだが文字によっては依然認識しないので、ASCIIのFilenameを使った方が無難である。

 今回、各MP3プレーヤーの速度比較を行った。egoのUSB転送スピードがそれほどアドバンテージがないことがわかったが、LYRAが比較的高速と思っていたが、期待通り早かった。また、CFよりもMicrodriveの方が3割程度早いことも分かった。i2goに何でegoの転送速度が遅いのかメールを打ってみようかな。結構こまめに変更をしてくれるのでなおしてくれるかもしれない。今度の結果からMicrodrive,CF,Smart mediaの単体ベンチをかけてみる必要があるかもしれないと思った。物理的な転送速度が知りたくなった。
構成1
PIII 618MHz(Aopen AX6BC) 128MB 32XDVD-ROM(Creative DVD5240)
構成2
PIII Xeon 515MHz(Freeway 6400GXR) 192MB 32XCD-ROM(Plextor PS32Tsi)
対象 MP3ファイル 11.80MB(またあえるっちゃ.MP3)

対象プレーヤ 転送速度(秒) 対象デバイス 構成
RIO300 69 内蔵メモリ 構成1
LYRA 38 CFメモリ 構成2
ego 64 Microdrive 構成1
ego 72 CFメモリ 構成1
PCMCIAカード経由 21 Microdrive 構成2
PCMCIAカード経由 33 CFメモリ 構成2



待ちに待ったi2goプレーヤが届いた。本当は、11月14日にくる話だったが、私が日本へ出張だったから、こちらに戻ってきたら送ってもらうように頼んであったので12月頭に届いた。しかし、COPY ALLのせいで1号機、2号機とも途中で使用不能に陥り、ぜんぜん使い込めえなかったのである。最初にやってきたi2goの印象は、なにこれ?だった。思ったよりかなり大きくかつ不安定だった。これは、RCAの購入の遠因となった。下に各プレーヤを示しておく。

 i2goはこう見るとそんなに変わんないと思うけれど厚みがすごいのである。上ポケットにぎりぎり入るが入れると肩がこりそうである。Lyraが厚そうに見えるがストラップが内蔵されているためで、そんなにひどくはない。それにデザイン的にも洗練されている。
 最初にi2goがきたときに早速使ってみたが、これがぜんぜん動作しなかったのである。まずは、ファイル名に漢字が使えなかった。これがあると正常にUSB経由でデータを送れないのである。それに、電池でIBMのMicro driveドライブが動作できなかった(というより、MicroDrive自身の破壊の原因となる)。これには結構落胆してしまった。これは注意シートでそのことがしっかり書いてあって、USB経由か外部電源をつながないと壊れるので注意してとあった。でも、これを見てそれなりにベンチャーでもまじめに評価しているのかなと思い。File名をASCIIに変換したら素直に転送できた。しかも、USBなので早い!!!RIO300を使っていたが、スピード差は話にならない。これはあとでデータ取りして比較してみよう。その書き込まれたデータのはいったMicro DriveをI/ODATAのCardDock/SCで読むとそのままの形で転送されているではないか!ディレクトリの構造さえあわせて転送すればわざわざ付属のエージェントプログラムを使わなくても、Explorerで転送出来るのかと思いやってみるとすんなり認識してしまった。これで、USB転送なんて比較にならないほど簡単にデータ転送が行えるようになった。付属のi2go mp3agentは、大量にファイルがあったときの転送のやり方があまり使いよくないが、これで簡単に転送が出来るようになった。私は。”My playlist”ディレクトリにデータを入れて、”mp3agent\Playlist”に、Music Match jukebox形式の”M3U"ファイルをほおり込んだ。これは”MP3 TAG EXPORTER"を使えば自動で作成できるので、ほとんど手間がない。ROOTにおけば、いちいちM3Uファイルはいらないのであるが、すこし整理したいと思えば作っておいたほうがよい。このファイルがあればi2go mp3agentでi2goプレーヤ内のデータを”Filename”ではなく、TAG表示してくれるのである。下はプレーヤ動作しているときの絵でありファイルネームが表示可能であるが、セットアップでTAG表示ならびに、ビットレートなども電光板表示してくれる。

 I2GO mp3agentを下に示す。実はエージェント自身は漢字でTAG表示可能なのである。これは、いまi2goに入っているファイルの一覧表示である。”emigrant32”を入れているからかもしれないが、”Filename”をASCIIにしないといけないハンデはこれでほぼ相殺できるので、この機能は満足している。
 当初、なにこれ?と思ったのは、CFのメモリーカードを使ったときに電池がへるとCFのデータを破壊してしまうトラブルと、”FFやREV”スイッチを押しているとロックしてしまうトラブルがあったためで、いろいろ振り舞わまわされたからである。しかし、結構サポートがしっかりしていたのでよかった。対応版のFWを送ってくれて2週間ほどで問題は解決できた。こいつもUSB経由で本体のFWのアップデートが可能である。Rev1.03以降は必須であろう。しかし、不満もないとはいえない。MicroDriveを使いと電池を内臓できないので、Ramdumを選ぶと、曲順は変化するけどいつも同じ組み合わせで本来のランダムではないのである。これには結構参った。Micro driveは340MBあるので、いつも同じ曲が流れて変化がなく飽きてくるのある。それと、漢字のFilenameは許してもらいたいな。Lyraは表示は出来ないが問題なく転送できるのだから。


 問題の音質であるが、RIO300より音にメリハリがあり、Lyraより低音が出ているような気がする。Lyraは音がクリアで素直であるが音量が少ない。付属のヘットフォンの能率がいいのか。車載アンプに繋げるときは、Volumeを最大にしないといけない。i2goは、そんなことをしなくてもよく楽しんでで効ける。しかし、そんなに私が音質を求めているではないので、感想はあまりあてにはならないかも。RIO300よりは数段ましのような気がするが、RIO300でも十分だと思っていた。下に付属品を示す。これでうれしいのは、車からバッテリが引けることである。RIO300ときは、電池だったのでもったいないなと思っていたが、もういらない。あとカセットへ音を送れるリーダーが付属しているので、簡単にカーステのアンプへ送れる。私はAUX端子つきのCDプレーヤだったので意味がなかったが。。。Lyraはこれは選択できるようになっている。JENSENのヘットフォンは出荷後れのお詫びでもらったが、これで、$320くらいだった。

 つぎにLyraであるが、これは最初のi2goの出来が悪すぎたため買ってみたのである。じつはこれは大失敗だった。最初はMicro Driveがつかえるといっていたような気がした。i2goとLyraをどちらにするか迷ったときに、どちらもOKとHPで宣伝していたはずである。私的には、車載で使いたかったのでMicro Driveは必須だったので使う気がうせてしまった。でもそれ以外の全体の出来はi2goなんか目ではない。Lyra2でも出て、Micro Driveに対応したら絶対にこっちと思った。Lyraは、本体とDOS/V機同士の物理的な接続はない。CFリーダが付属していて、それをつかってCFメモリにMP3データを転送している。

 RCAの表示があるのがCFリーダですべてリーダ経由でデータのやり取りをするのである。また、Lyraはアップデート可能とあったが、CFメモリ内に実行プログラムが入っていて、これを書き換えることで実現するようである。i2goのCFメモリを最初に入れたときに、実行ファイルがないというエラーがでた。でも、これを付属のCFメモリからコピーしたら実行できた。ファイル形式はFATであるが、なにかヘッタにデータが追加されているのか、そのままExplorerで転送しても認識すれど鳴ってくれなかった。結局Real jukebox経由で転送しないと正常に転送できなかった。Real jukeboxは”.mpx"というファイルを吐いていたがなにかコンバートするツールがあるのだろうか?Real Jukeboxも漢字でTAG表示ができし、漢字ファイルネームでもOKだった。ただし、本体の表示は化けていたが。。なお、CFリーダはパラレル転送であるが結構早い気がした。キーボードとパラレルポートの両方を接続するものであるが、今度比較してみよう。

表示周りは下のとおり、TAG表示してくれる。しかし、本体は漢字があると文字化けしてしまう。操作性は格段にいいし周波数域に応じたイコライザーがあるので好みの音が作れそう。i2goは普通のオーディオのような高音と低音の強弱の変化である。

 付属品は、i2goとそんなに変わらずない。CFリーダが付属している点が違う。CFリーダは汎用品のようで、標準でついてくる64MBのほかに、i2goの96MB、IBMのMicro Driveとも認識をして使えた。i2goとおなじ外部バッテリを取れるようになっているが、4.5Vとなっている。i2goは12Vであるが相互に互換性がないようになっているので、間違えて挿すようなことはない。

 最後に、製品の出来としては、lyraの方が数段よく感じるが、i2goの使い勝手というか単純さは私にとってはうれしい。車載を前提に考えるとMicro Driveの使えるi2goは優れものと思う。クリスマス休暇でラスベガスまでいったが、片道では1周できなかった。

以上