車検ならびに修理(2002年12月)


 GP10の加藤さんから思ったより手間がかかっているから、見に来ないという電話があり武蔵境のGP10へ遊びに行った。往年のチャンピオンカーがさびしく置いてあり、レースにでてほしいなとチラッと思ってしまうのであるが。。。。。。。

店に行ったら、車はバラバラだった。もうすでに新しいTurboは実装済みだった。相変わらず仕事は早いねえ。まあ、ずっと待っていたこともあるけどね。今はHeadの改造にとりかっているそうで、ピストンが丸見えの状態だった。オレンジのタオルを外してみたい欲求はあるのであるが。。。。。

やっぱり不調の原因は、2番と3番の間のガスケットが切れてしまったことかな。まあ、回し過ぎとGP10で回るように作ってくれていることにあるのかな?更なる冷却対策が要るのか?GP10のレースマシンにもドライデッキ加工はしてあるのだそうだ。私のも補助ラジエタの経路を工夫して擬似ドライデッキになるようにするといっていた。まあ、私も一般道ではある程度回転を抑えて走りなさいと言われてしまった。

2番3番がお見合いしたことで、異常燃焼が発生して、排気ポートバルブガイドはぼろぼろになってしまったとのこと。

左側が4番の排気ポートで、右側が3番である。色の違いからも焼けて変形してしまっていることが分かるだろう。つながってしまうと、お互いに混合気の行き来が始まって、燃調が薄くなり燃料冷却が出来なくなるから異常に温度が上がってしまうことがあるそうである。2,3番のバルブガイドの動きがスムーズではないので、バルブガイドは打ち直しだそうだ。ERAターボのバルブって普通のMINIの径より太いそうで、オンオフでガイドを作ってくれるそうである。加藤さん感謝です。。。。

加藤さんが解説してくれたんだけど、Normal Headと言うのはかなり無駄が多いのだそうだ。左が私のERAのヘッドで、右がチューニングヘッドである。給排気ポートの開いている間隔が短かったり鋳物のままで鏡面仕上げないので空気の抵抗になる。分かりにくいかもしれないが、チューニングヘッドは指が入って行くけど、ERAの方は途中でつかえてしまって効率が悪い。これを削ってむだな部分を削ぎ落とすそうだ。右くらいまでやるのか聞いたが、TURBOなんでそこまでは削らないけど効率のいいポートに改良するとのことだった。やっぱり、MINI常勝チームだなと思ってしまった。この改良では、TOPパワーはあまり変わらないけど、ふけ上がりがかなり変わるらしい。新品のTurboとあいまって面白そうだねという話で盛り上がってしまった。でも、加藤さんが言っていたけど、街のりならチューニングヘッドはいらないとのこと、既成のヘッド改良で見違えるようになる。

まだ荒削りの段階だけど、左が作業をはじめたところ、右側はまだ進んでいない。結構削っていくのが分かるだろう。

こちら側もそう。左がERAだけど、右がチューニングヘッドである。ERAのほうは段がついていたり排気ポートが小さかったりするのが分かるだろう。結構無駄な状況が多いのでA型エンジンはパワーアップが図れるのだそうだ。昔の設計なんで余裕の余地が一杯あるんだね。NISSANのL型なんかと同じかな?あれも本当にカリカリチューンができるよね。

これが今まで使っていたTurbo。ご苦労様でした。まだ、壊れているわけではないが、インテーク側からオイルが漏れていたそうである。落ち着いたら、イギリスに送ってRebuildしてもらうかなと思っている。

もう新しいのは付いていた!オイル周りを手直しして用であるが、問題なくついたそうである。これで試運転して様子を見ないと分からないが、第一関門は突破したね。イギリスからならTurboは手に入るということか。。。。。

あと、ベアリングの交換をしてもらった。13inchだし、大きなオフセットがついているから、左はガタが着ていたそうである危なかったね。でも、驚いたけど、リアはMINI1000用のベアリングが入っていたそうである。中央の丸い旧タイプがそうであるが、いまはローラータイプで面で受けるのが良いそうである。

あとは最大の問題はブレーキロータ。ブレーキ見てねといったらローターがかなり減ったそうである。ふちにある部分がもともとあった分で削ってこの状態になっているそうである。もう一回削れないことは無いけど、かなり薄くなってまずい状態なんだそうである。

リアスポイラーもB.R.Gに塗ってあってつけるためにスタンバイしている。ちょっと凶悪なアイテムの一つだ。。。。。まだ、隠しだまがあるんだけど。。。

修理と車検と思ったけど、若干のライトチューニングを施してくれるみたいだね。あと2週間後に完了らしいが、ちょっと楽しみである。

以上