EasyBuy2000 8cm MP3-CD Player MPZIP


3月4日
 最近は、CD-RドライブにRICOHのMP9120Aを使っているが、こいつのFWがRev1.30に変わった。変更点を見ると、
  CD-R/RWの再生品質向上。
  CD-R/RWのライトストラテジ改善。
  CD-RWディスクを正しく判別するよう修正した。。
 うー、ちょっとまずいなということで、MP9120AをRev1.30にアップデートして再度、8cmCD-RWに焼きなおしてみた。結果は、MP ZIPで8cm CD-RWが認識するし、まともに再生する。。。。。9曲しかデータを入れて再生を確認していないけど、そんなにTrack密度は高くなさそうだから、大丈夫かな。暇があれは、きちきちに入れて再生できるかは試してみる。


 CD-Rと比較すると若干容量が多い200MBだし。いいかも知れない。結構RWが認識できないというのは、R/RW Drive側にあるのかもしれない。。。ということで、MP ZIPはRWも動きそうである。
 それと、電池の持ちであるが、700mAのNiMHを使っているが、2時間の再生が可能でちょうど一枚分の持ちである。

2月12日
 8cm MP3 CD Playerをやっと手に入れた。8cmCDの185MBという容量が引っかかったのだけど、どんな使い勝手か興味があり今回いじってみた。MPZIPはMP TRIPの流れをくむアーキテクチャであるが、結構改良してあった。大きさもRIOよりは大きいが、EXP103よりもかなり小さいことがわかるであろう。

 MPFitの外箱と中身であるが、ヘッドホン、ACアダプタ、ヘッドフォンなどが付属品である。今回もなぜかマニュアルが付属していなかった。EasybuyのWEBからまだマニュアルもリリースされるていない。このため、今後のチェックで機能抜けがあるかも知れないが、基本的にMPTRIPと使い方は同じみたいなので何とかなりそう。


大きさ、使い勝手
 MP3-CD初の上着の胸ポケットに入るサイズである。わたしはちょっと大柄なので、Lサイズだとちょっとぎりぎりかもしれない。まあ、ベストを着なくて気軽に持ち運べるようになったのは、嬉しいかもしなない。コートのポケットなら、全然問題なく入るであろう。

 さて、概観と使い勝手であるが、MPZIPの基本操作は、MPTRIPとほぼ全部同じである。本体はキー配置は違うが機能は、DIRの仕様が変更になったのと、ボリュームがアナログからPush式に変更になったくらいである。また、HOLD機能、RESUME機能などもついているので、どちらかというと、MP768の発展形といったほうがいいのかもしれない。Frontカバーのオープンは、MPFitと比較すると渋くはないのであるが左へスライドすることによって開くので、スライド方向が逆なんではないのかと最初は戸惑った。シャーシデザインは首をかしげることが多い。まず、見て分るように8cmCDぎりぎりにデザインされていない。もうチャット小さくしてもいいのではないかと思うのであるが、単四電池分の横幅を確保しているせいで幅もちょっと大きいのが残念。また、フロントカバーのヒンジが弱く簡単にFrontカバーが外れてしまう.。仕方ないので両側に楊枝を入れて、がたをなくして外れることがなくなった。赤い○のところに小さな楊枝をはさんであるのが見えるであろう。

MP3再生性能
 再生基本性能であるが、思ったより良かった。WEBでは196Kbpsなんて書いてあったが、320kbpsまで再生してしまった。曲のデータにはおなじみの谷山浩子のカントリーガールを使ってみた。今回は、使ったデータは下記の通りである。エンコーダーは、午後のコーダとM3E、M3SEを利用している。
000-GOGO-64-128V-CG.mp3 3,933,137 00-07-22 9:13
001-GOGO-128-320V-CG.mp3 8,769,163 00-07-22 9:16
002-GOGO-192-CG.mp3 5,940,040 00-09-18 22:44
003-GOGO-224-CG.mp3 6,930,186 00-09-18 22:39
004-GOGO-256-CG.mp3 7,920,331 00-07-22 9:11
005-GOGO-320-CG.mp3 9,900,537 00-07-22 9:10
010-M3E-192-CG.mp3 5,941,794 00-09-18 22:48
011-M3E-224-CG.mp3 6,932,252 00-09-18 22:46
012-M3E-256-CG.mp3 7,922,712 00-07-22 9:26
013-M3E-320J-CG.mp3 9,903,545 00-07-22 9:19
014-M3E-128LV4(204kbbs)-CG.mp3 6,226,986 00-09-18 22:50
015-M3E-128LV5(250kbbps)-CG.mp3 7,715,310 00-09-18 22:49
020 M3SE-160-CG.MP3 4,4951353 01-01-13 15:40
021 M3SE-192-CG.MP3 5,941,117 01-01-13 15:45
100-Elha_OP2-48K.mp3 4,305,152 99-03-01 4:01
200-Feeling Heart(Shiho Ver)32K.mp3 2,083,700 00-01-05 20:05
300-For The Moons Prayer-22K.mp3 2,000,219 00-03-02 11:45
 000から021までは何の問題もなく再生した。VBRも問題なく経過時間の正常に表示している。しかし、48KHzのサンプルレートの場合には音程が低くなりテープを遅くしたような音になってしまった。また、32KHzでは逆に早送りのような状態になってしまった。22KHzでは雑音交じりなってしまって聞けなかった。まあ、44.1KHzでも再生では特に問題が無いのでとりあえずいいと思う。

認識
 認識であるが、マルチセッション焼きこみには対応していなかった。まあ、容量が小さいのでマルチに対応していなくてもいいかも知れないが、あればがありがたいのであるが。。。。それと、8cmってCD-RWもリリースされているんだ。知らなかった。ちょっと容量が多めで200MBとなっているがけど、認識すれど音とびがあるため使えなさそう。まあ、8cm RWは私の入手ルートが限られているためで、全然認識しないわけではないので探せばいいものがあるかもしれない。8cmでどのくらい曲が入るのだという点が気になるけど、185MBなので単純に割れば答えが出ると思うけど目安的には128Kbpsなら、CD4枚分弱くらいかな。台湾CDの76分詰め込んでますというのであればもう少し減りそうであるが。。。。I'veのRegretとVergeのDISK1,2を入れてまだあまっていたので、さらに1枚分適当に入れてちょうどだった。まあ、40曲くらいなのかな?これって、通勤に気軽に聞くにはちょうどの大きさなのかな?まあRIOみたいなマネージャと睨めっこしてダウンロードさせるのとちがってCD変えれば全部変わるので、ちまちま設定する面倒がないがうれしいかな。CDを焼く段階での手間は確かにあるのだけど。

操作性
 上着のポケットにいれることを前提に考えているのか、SW類はすべて上方に配置されている。PLAYとSTOPキーが本体の中央上にあるくらいである。このアイディアは結構いいと思いが、SWのクイック感はちょっとイマイチで、押してからしばらくしないと、認識しないようになっている。せっかくHOLD SWがあるのだから、もうすこしクイックに反応してもいいとおもうのだけど。

 左から、FWD,RWD、VOLUME、DIR、EQ、PLAY MODE、REPEATキーが配置されている。FWD,RWDなどの機能はMP TRIP譲りで秒単位の早送り、巻き戻し、トラック渡りが可能であり、おのおの押しつづければ、リピートも勝手にしてくれる。
 Volumeキーの反応はちょっと遅い感じがする。押されたと反応する時間がちょっと遅いのである。
 DIRキーははじめて、このキーの機能がわかったような気がする。DIRキーを押せば、ディレクトリごとにジャンプしてくれるのである。最初はROOTであるが、もう一度押せば、次のディレクトリへさらに押せば、次のディレクトリへとJumpするのでアルバム単位でディレクトリを作成していれば、かなり検索が容易に行なえる。
 EQは4種類あるけど、ちょっと味付けは好きではない。結局Normalで聞いてしまう。また、略語の意味も不明でこの辺はマニュアルをみたい。これも押しつづけないと反応してくれない。一回押すと、ちょったメッセージがあるので、何か新機能があるかもしれない。
 Play MODEはMPTRIPとおなじみのものが搭載されている。"ALL","INTRO",”ONE”,”RAND”,DIR”,"DIR PROG"などがある
ランダム機能は、曲順変化のごまかしタイプではなく。乱数の種をかえているため電源投入直後に同じ曲が同じ曲順でかかることはなかった。
 REPEAT/ENTERは繰り返し。PLAYモードの設定に依存関係があり、”DIR”モードのときは、ディレクトリ内ループをしてくれる。
 
 これ以外には、HOLD機能とResume機能は存在する。Resumeの保存データは、曲数、秒のみで、EQのモードや、PLAY MODEなどは保存してくれない。せめて、PLAY MODEのデータは保存して欲しかった。
 表示機能は、MPFitと同様。Fileneme表示対応である。表示しきれなくなった場合の曲表示は、2つのモードがあり、スクロールタイプと切り替え式である。EQのキーと兼用しているが、LINEの場合は切り替え形で、SCROLLの場合は、スクロール表示になり。残念ながら、漢字には対応していないが、まあちょっと使いには十分であろう。なお、こいつにはバックライト機能はない。、

 DIRキーと押したときにあわせてディレクトリ名表示もサポートするようになったので、この辺はちょっとうれしい。8cmの割に大型なLCDを使用してきた。


音質
 音質であるが、MP TRIP系のさっぱり系?華やかではなく淡々と演奏する感じの音である。RIO VOLTやAcrhosなんかが華やか系でEQの性能がいいやつを聞いているとちょっと物足りないかも。まあ、そんなにノイズがバリバリであったり、モータ音がするというわけではないが、平凡な音で華がないのかな。それと、イコライザーのつくりはちょっと疑問が残りそう。(好みのブーストがない)。CD再生はとくに問題はなかった。シングルは1つ枚しか持っていないから、あまり比較できないが、まあどんな感じの曲かなという感じの再生である。MP3モードよりのさらにあっさりしているような気がする。MP Fitのように大きくボリュームを強めにすると、”スー”という音が聞こえてしまうような問題はなかった。

電池
 AAA(単4)電池の持っていないので、TBD。

総評
 確かに小型になったしポケットに入るようになったけど本当にいるのかな?価格も$139もするのに対して、Soulは現在$149である。その差$10である。SoulがRIO Volt譲りなら、こっちの方が機能豊富である。最大800MBの容量、マルチセッション対応、ワイアードリモコン。聞いてないではなんともいえないが、RIO VOLTと同じならSoulの方が私の音の好みは一致していた。でも、手軽さとそれなりの容量(40曲)、安いdevice(なんせ80セント)というコンセプトが気に入った人はいいのかも。俺は絶対にバックを持たないし、ベルトにCDプレーヤをぶら下げるポリシーは持たないというのなら選択の一つかな。でも、筐体のつくりが今ひとつなんで、もう一世代先のやつ方がいいと思うけど。。。。それと、このサイズなら、WMAサポートいうアイディアは悪くないと思うけどな。低レートでの再生の音質が結構許せるレベルなので、一気に2倍の80曲というなら、かなり楽しめると思う。まあ、第一世代としてのそれなりの可能性は示していますよ。

買い方であるが、MPZipはここで買える。価格は$139である。私は注文から6日でとどいた。言うまでもないが、Instockを確認して欲しい。日本への発送もOKである。
http://www.easybuy2000.com/

以上