EasyBuy MP Fit


1月14日
 MP TRIPを出していたEasybuyがMP FitというMPTRIPの発展形のMP-CDプレーヤを出してきた。MPTRIPに対して、ワイア-ド液晶リモコンを搭載してきたものである。これはすごい良いアイディアで、その大きさからMP-CDってかばんに入れることが多いため、手元操作できるようになるという優れものものである。でも、これってこっちの評価は結構散々なんだよね。PanasonicのshockwaveをイメージしたDesignなのだと思うが、ちょっと垢抜けていないデザインがそうさせるのだろうか?というわけで、右側がMP Fitだ!

液晶Displayをサポートするために、2枚基板にするためにかなり大きめで厚めに出来ている。

正面からみるとそれなりに思うけど、かなり分厚いのである。これで、全体のバランスがおかしくなってしまっている。まあ、液晶リモコンがあるのでかばんに入れればいいので、ちょっとかさばることがあると思うがいいのかもしれない。。。。

 MPFitの外箱と中身であるが、ヘッドホン、ACアダプタ、ワイア-ド液晶リモコンなどが付属品である。今回はなぜかマニュアルが付属していなかった。EasybuyからPDFでもリリースされるのかな?まあ、基本的にMPTRIPと使い方は同じなので、必要がないといえば必要ないが。。。。

 さて、概観と使い勝手であるが、MPFitの基本操作は、MPTRIPとほぼ全部同じである。本体はキー配置は違うが機能は同じである。また、液晶リモコン側も、Play,STOP,DIR/FILE,NEXT,Previewがあり、おなじみのMPTRIPと似たようなLCDが搭載されている。また面白いのは、本体側と、液晶リモコン側にHOLD SWがついていることである。本体側をHOLDにしておいても、液晶側からは操作できるので、この辺の機能はちょっとうれしい機能である。しかし、Forntカバーの開閉はやりにくくなったような気がする。大きな開閉ボタンになったが、動きがかなり渋くあけずらい。まあ、本体は、本体中央にボタン配置になったので、前作とくらべると数段扱いやすくなったのだけど。しかし、あまりの安っぽさはASIANパワー爆発のような気がする。

 再生基本性能であるが、残念ながら退行してしまった。HPで基本性能が示されているが、MP3メーカは結構いいかげんなためSPECを満たしていないことがあって、私は買うとまずそれなりの性能を発揮するのか調べているが、久しぶりの性能の悪さである。今回も曲のデータには谷山浩子のカントリーガールを使ってみた。今回は、従来の比較に比べて、M3SEの160KBPS、192kbbpsの転送レートを新たに評価に加えなくては成らなかった。今回は、午後のコーダとM3E、M3SEを利用している。
000-GOGO-64-128V-CG.mp3 3,933,137 00-07-22 9:13
001-GOGO-128-320V-CG.mp3 8,769,163 00-07-22 9:16
002-GOGO-192-CG.mp3 5,940,040 00-09-18 22:44
003-GOGO-224-CG.mp3 6,930,186 00-09-18 22:39
004-GOGO-256-CG.mp3 7,920,331 00-07-22 9:11
005-GOGO-320-CG.mp3 9,900,537 00-07-22 9:10
010-M3E-192-CG.mp3 5,941,794 00-09-18 22:48
011-M3E-224-CG.mp3 6,932,252 00-09-18 22:46
012-M3E-256-CG.mp3 7,922,712 00-07-22 9:26
013-M3E-320J-CG.mp3 9,903,545 00-07-22 9:19
014-M3E-128LV4(204kbbs)-CG.mp3 6,226,986 00-09-18 22:50
015-M3E-128LV5(250kbbps)-CG.mp3 7,715,310 00-09-18 22:49
020 M3SE-160-CG.MP3 4,4951353 01-01-13 15:40
021 M3SE-160-CG.MP3 5,941,117 01-01-13 15:45
100-Elha_OP2-48K.mp3 4,305,152 99-03-01 4:01
200-Feeling Heart(Shiho Ver)32K.mp3 2,083,700 00-01-05 20:05
300-For The Moons Prayer-22K.mp3 2,000,219 00-03-02 11:45
 これは何を示しているかというと、192kBPS以上の再生が出来なかったのである。とりあえず、160KBPSでエンコードしなおしてみたが、これは問題なく再生できた。また、64k-128kBPSのVBRも再生時間の異常はあるけれども、問題なく再生できている。他には、32,48KHzのサンプリングレートの曲も問題なかったが、22KHzは残念ながら再生できなかった。192KBPS以上の再生ができなかったはちょっと痛いなという気がするが、私自身は、MPTRIPのおかげで性能いっぱいに使わなかったので、普通のエンコードには160kbpsにしていたので、影響はないのであるが。。。。。。

 認識であるが、こいつも、マルチセッション焼きこみには対応していなかった。もうそろそろ対応してくれてもいいのではないかと思ったが、残念ながら最初に焼きこんだ領域しか読めなかった。私はこんな感じで焼いてみた。まずは、Secction1として、CDROM15というディレトリに65曲やいてみる。

次に、Section2として、CDROM16として、追加の66曲のデータを追加で焼いてみる。すでに220MBくらいは使われていることは、ボーグラフをみれば分ると思う。
下記が認識曲数。EXP103のトータル131曲にくらべ、MP Fitは最初の65曲しか認識できていない。

今回は99分(800MB)CD-Rの認識について、テストしてみた。下記は214曲入れたときの総データである。このときは、180曲目から、カウンタはあがれど、音は出ない状態になってしまった。傾向は今までのPlayerと同じことから、700MB再生も危ういかと思う。多分再生のための基本メカは代えていないのだと思う。もうそろそろ、時代遅れであると思うのだが。。。。。

まあ、180曲くらいは認識するので十分といえば十分であるのであるが、他のプレーヤが全部再生できないのならいざ知らず、PhilipsやPineなんかは動作するので、ちょっといただけないのかと思う。相変わらず、認識やシークスピードなどは、軽快で結構気持ちがいい方である。でも、4MBくらいを基本にしているけど、ついに200曲くらい入る時代になったのだね。下は、Philipsが最後の曲を健気に再生しているところである。

 動作操作性であるが、基本的にMP TRIPと変わらない。

 フロント正面にキーが配置されたことで、前よりは押しやすくはなったが、キー自身が大きすぎて、片手で操作することはできない。FWD,RWDなどの機能はMP TRIP譲りで秒単位の早送り、巻き戻し、トラック渡りが可能であり、おのおの押しつづければ、リピートも勝手にしてくれるのでこの辺機能は好きである。ランダム機能は、曲順変化のごまかしタイプではなく。乱数の種をかえているため電源投入直後に同じ曲が同じ曲順でかかることはなかった。DIRモードもMP TRIP互換で、PLAY MODEによる選択によって決定される。でも、これは途中にRANDOMがあるので、ちょっと気に入らないな。せっかくDIR/FILE SWがあるが生かされていないような気がするが。それと、MP786にあった、リジューム機能がなくなっているのはちょっといただけないか?RESUME機能は結構好きな機能だけにこれにも欲しい機能であると思うのだが。。。。。

表示機能は豊富になった。本体は、Fileneme表示対応になったし、DIRモードで、ディレクトリ名表示もサポートするようになったので、格段に認識は増したと思う。また、演奏直後は、ビットレートや出力の種類(STEREO,Joint−STEREOその他)の表示も行われるようになった。残念ながら、漢字には対応していないが、まあちょっと使いには十分であろう。

 あとで、写真を取り直そう。これが液晶リモコン。もちろんヘッドフォン直結でないので、他のヘッドフォンを選択可能である。PLAY,STOP,DIR/FILE,NEXT,Previewがある。DIRモードにするのに、PlayModeの選択が必要なので、ちょっと中途半端な設定かもしれない。基本的に旧MP TRIPと同じ表示である。だだ、バッテリの残量表示はいいかげんそう。いつも、バッテリがないような表示になっている。

 音質であるが、MP TRIPの音の傾向そのままである。最近はPhilipsやAcrhosなんか結構好みの音をだしているので、ちょっと見劣りするかな。まあ、そんなにひどいというわけでないが、平凡な音になったなというのが感想。それと、イコライザーの利きがちょっと弱めになったような気がする。それと、MP3再生時におけるノイズ対策はMPTRIPよりはいいと思う。液晶リモコンならびに、直接つなげて見たけど、そんなに耳障りなノイズは聞こえなかった。しかし、CD再生時は、こちらの方が音量がかなり大きくボリュームを強めにすると、”スー”という音が聞こえてしまう。実用域の音量では気にならないが、がんがんCDをかけたいとなるとちょっと無視できないノイズかもしれない。

 電池の持ちであるが、5時間程度である。まあ、そんなに大幅にモデル変更をしていないようなので、変わらないであろう。

総評
 液晶リモコンや、本体の曲名表示など欲しいなと言う機能を同じ価格で入れくるのはさすがと思うが、基本機能をおろそかにしていいとは思わない。MP786も最新バージョンは、320KBPSも再生できるモデルが出ている現状で、160KBPSまでというのは、ちょっと驚きである。まだ、CD-RWのメディアもあっさり認識できなかった。まあ、数え切れないほど書き換えたメディアであるので、オニューを出して追試してみるが読めなかったメディアはPhilipsでは読めることから、読みも相当甘そうである。付加価値増えたが、基本機能は退化したとしかいえないと思う。今後,Soulや、PineのSC200C+やSC300も同じようなSpecで出てこようとしているときに、MPFitの存在価値ってあるのかなと思う。しかし、液晶リモコンの使い勝手非常によく、CD-Rを使って160KBPS以下なら結構素直に動くので、この辺を割り切って使えるなら、結構楽しいのかもしれない。安いし、便利だ。今後は他の機種で液晶リモコンが必須機能になってくれる起爆剤になってくれればいいと思うが。。。。
う。

買い方であるが、MPFitはここで買える。価格は$109である。私は注文から5日でとどいた。言うまでもないが、Instockを確認して欲しい。日本への発送もOKである。
http://www.easybuy2000.com/

以上