MP-ROM/Brujo


 MP-ROMとBrujoは卓上型のMP3プレーヤーで、CD-ROMをソースにMP3フォーマットの音声データを再生してくれるものである。いままで携帯プレーヤばかり出ていたがやっと、待望の卓上型の装置が発売された。MP3に最初に触れたのは、2年前くらいで、友達からWINAMPというプレーヤを教えてもらって、やっとネットで音声のやり取りができるようになったねという話しからはじまる。そのころ、扱える音声データといえばWAVEファイルくらいでそれも、起動音やイベント発生時のメッセージ程度でほんの数秒くらいのデータだった。これはこれで今でも活用させてもらっているけど、CDから1曲まるまるリッピングするとゆうに50MBくらいなってしまってとても扱えるものではなかった。それからどこからともなく、MP3のエンコーターをもらって流すとそのWAVEデータが1/10になると聞いて驚いた記憶がある。ただ、そのころはPentum100MHzか486のマシンで扱っていたので、エンコードに恐ろしく時間がかかって、すぐ飽きてしまったのである。それからひょんなことで、MP3と再度の出会いをした。YMOのエンサイクロペディアを買ったことからである。1枚のCDでYMOの全曲が入っているが、これを聞くには、CDプレーヤではだめでパソコンでしか聞けないとの説明に最初は理解出来なかったのである。なかの曲を聴くと、そこそこいい音がしている。最初はパソコンのチープなスピーカーで聞いていたのでそこそこの音だったが、ランダム演奏やプログラム演奏が簡単に出来るので、試しに余っていたラックスのMQ70真空管アンプを通してみると結構いけるじゃないと妙に感動した。1枚のCDですべてが網羅できるのがよかったのある。そこで、ファイルの中身を調べると、それはMP3のデータだったのである。その後SONYのCD−Rを買ったので、整理すると5分くらいの曲なら200曲程度入ることが分かった。でもやっぱり、マシンでしか聞けないのが不満だった。マシンは複数台持っていたので、MP3/MIDI専用の再生マシンと化していたマシンがあり、ずっと使っていたがもったいないなと思っていたのである。それで、こっちに来るとDiamondがRIOを出すといわれて(MP−MANが出ていたが友人に先を越されて買いそびれてしまった)買ってみると手軽でいいと思ったけど、いかんせん64MBしかなくて20曲程度しか入らないのが不満だった。しかし、同じことを考えていた人がいたらしく、MP−ROM/Brujoが生まれたのである。BrujoとMP−ROMは同じ物だったのある。Brujoが届いて来たときは、かなりショックだった。注文したのはBrujoの方が早かったのであるが、納期遅延で注文してから2ヶ月近くたってから来たのである。ベンチー企業らしく結構フォーローもよかったので、キャンセルもしないで待っていたのであるが、もしかして手に入らなかったときに困るなとおもって、日本に帰ったときにMP−ROMを購入して置いたのである。ほぼ同じSPECだったが、まさか同じ物とは思わなかった!がーん。MP-ROMはデコータエンジンのみで、CD−ROMや電源、ケースを自分で用意する必要があるが、Brujoは本当の意味の一体型で、アンプにつなげれば簡単にMP3が楽しめるようになっている。

                         Burjo












        MP−ROM(2番目がMP−ROM)                                                                MP−ROMは5インチベイと同じサイズのため、SCSIの拡張I/O筐体に入れた。本当は、2ベイのタイプでも再生可能なのだが、若干低音が不足している感じがしたので、イコライザーを増設した。このイコライザーは人気者らしく。Fry’sには置いていなかったし、ComputerFAIRで予約してやっと買えた。グラフィックで音の分布も見えるし、SRSの機能も積んでいるので音場が広げられて結構おすすめである。MP−ROMには携帯用のMP3には当たり前のイコライザーがないので、音がいじれないのが気に入らなかったが、これで解決できる。10/31のakiba Hotlineでも紹介されたので、日本でも買えるようになったのだろう。(製品名はNewQ GOLD)これに、ALTECのスピーカーのADA305につないでいる。これで、1枚のCDで大体15時間くらいかけぱなしにできる。BRUJOは、PioneerのAVアンプを通して聞いている。音の傾向は変わらないが、サラウンドのHALLにすると結構心地がいい。どちらも買ってみて損はない一品でしょう。まあ、両方同時にはいらないでしょうが?