デトミニのオイル漏れの修理を行った。


05月05日2010年
 家のMINIには基本的にオイル漏れはない。けど、デトミニの下に見慣れぬオイル漏れを見つけてしまった。この前、寒かったのでシェブロンの10W-40のオイルに変えてから顕著に漏れが始まった。120SLでは漏れていないので対処しなくてはならないなあと思った。アンダーガードがあってそこに貯まって散ってしまったのでどの部分に原因があるのか分からなかった。このため、アンダーガードを外して、再度綺麗にエンジンを洗って漏れの場所を確認した。確認してみると4カ所ほど漏れていることが分かった。最初はドリブンギアからの漏れかなと思ったけど、調べてみるとタイミングカバーから漏れが主原因だった。この辺は私には対処できないので、ミツさんに修理をお願いした。

 当初は、クランクから漏れているだろうと見立てだったけど違ったようだ。クランクからなら、上側にオイルが跳ね上がるそうで、タイミングカバーとオイルシールの密着が悪かったようだ。この分は、常にオイルが満たされているそうで、オイルシールの交換でもいけるけど、カバーも交換することにした。また、微量だけど、デフの左側からオイル漏れがあり、これは、上側のネジから伝って漏れが発生している。

 デトミニは、フロントラジエターなのでバッテリを外すと簡単にアクセスできるので、MINIとは違ったメンテナンス性を持っている。このため、エンジンを降ろさなくても、いろいろな作業が出来て便利だ。やはりエンジンルームが広い方が何かと便利だ。

 オイルシールと密着が悪い可能性があるので、今回はタイミングカバーは交換することにした。ブラストをかけて、再度塗装することにした。

 ドリブンギアのシールも硬くなっているので、交換することにした。このシールが硬くなると、削ってしまうし、この前のOHの時も対処していないということでブッシュの交換をお願いしておいた。カバーが無ければアクセスしやすい。

 下がドルリブンギアのブッシュ。これが硬化してしまう。右上が他のミニのシャフトでその部分が削れてしまっている。私のはたいしたことはなかったとのこと。だたブッシュは硬かったので、交換しておいて良かっただろう。これもまた組み上げて、つけていく。

 ケーブルを着けて、徐々に組み上げていく。ここまで外せば楽だけど。組み上げっていると、私はケーブルには手が入らなかった。

 ほぼ完了。と思ったけどここで足を救われるとは思わなかった。

 スピードメーターが全然動かなくなってしまった。最初はケーブルが噛んでいないだろうくらいしか思っていなかったけど。どうやらピニオンギアに問題を抱えているようだと分かった。120Kmを超えるとメーターが0になる問題があったので変だなと思っていた。このため、ピニオンをチェックすることにした。

 やっぱり、シャフトが折れていた。やはり問題が健在化したときには放っておいてはだめだね。

 もう一方の破片の取り出しと、メインシャフトの確認のために、ピニオンカバーの取り出しを実施した。

 メインシャフト側は欠けや問題などは無かったようだ。取りあえず確認は済んだが、もう片方の破片は見つからなかった。

 LCBから排気漏れを起こしていたのでなんだろうと思っていたけど、1cmほどずれて抜けていたようだ。マフラーを引っかけた事はなかったけどエンジンが動いて抜けることがあるそうだ。

 ここは、調整してマフラーを引き入れる事で完了。

 エンジンが動いていることが分かったのでステディーロッドのブッシュを確認してもらった。やはり定番の場所のブッシュが駄目になっていることが分かった。これは、2年たっていなくて駄目になるので、今回は交換ぜず、ジュラコンでブッシュを製作してもらった。手持ちの新品が無かったこともあるが、交換しても持たないなら意味が無いだろうと思っていた。

 デフのネジ部の漏れは、銅ワッシャーを追加して対応した。

 とりあえず、タイミングカバーからのも漏れも収まったようだ。

 カバーからもオイルの垂れは無くなっている。

 ドレーンのワッシャーは自分で交換しようと思ったけど、カバーを開けるのでオイルを抜く必要があり、ついでにワッシャーを交換してもらった。これも買ってから一回も交換していなかったからねえ。ワッシャーを変えて、漏れは収まった。

 まあ、MINIはオイル漏れは当たり前だと言われるけどやっぱり原因と対策があり、ちゃんと対応すれば押さえらることができる。

以上