デトミニが2000rpmから3000rpmでエンジンのふけが悪かった問題の対応をした。


7月15日2012年
 デトミニが不調だった。2000rpmから3000rpmで2速より3速などの高いギアで失火したような感じになって、ちゃんとエンジンが吹けていかない状態になった。まあ、前から圧縮を図ってみると2,3番の圧縮が低かったため、ガスケットを交換した方が良いねえということで今回、ガスケット交換することになったけど、まあ、それ以外にも問題を抱えていたので、分かっている問題を解決するためにエンジンを降ろすことにした。

 ミツさんの工場に戻って早速プラグを見ると、2,3番のプラグが真っ白。。。2,3番のシリンダーが異常燃焼しているねという話となった。

 暫く放置して、オイルが落ちきったところでクランクしてみると、3番と、4番の圧縮を見ていると、3Kg/cm3ほど低い。やはり、2,3番は問題を抱えているようだ。

 とりあえず、早速エンジンを降ろすことに。

 まあ、早く気が付いているので、ガスケットが吹き抜けという感じではない。また、オイルッけもそれほどなく、ほどよくカーボンが出ているくらいで意外に綺麗だなあと思った。前のエンジンの時は、カーボンで凄かっただけどねえ。

 ガスケットをよく見てみると、奥側にちょっと吹き抜けたような跡があることが分かった。やはり、原因はガスケットということだ。

 まあ、Headは洗浄して、特に割れなどがないかチェックして問題なし。多少、2,3番のシートガイドが気になるけど、これは次回の対応とすることにした。

 やはり、MED経由で購入した、+20のOMEGAピストンはすばらしい。

 みつさんや、GP10で組んだOMEGAのピストンは白煙続出で、みつさんの所では使用禁止としているけど、気になったらしくシリンダーの内壁を見たけど通常の摩耗程度で傷などは無かったそうだ。やっぱり、ほかに人達と入手経路が違うから特に問題を起こさないだろうねえ。ブロック面も綺麗にして、今回はちょっと厚めのアスベストのガスケットを利用する。これは、ERAターボ用の一体型物だ。。。ちょっと圧縮を下げたいのと、このガスケットは信頼している。

 次に、若干デフケースがオイル漏れしていて対処してきたけど、今回エンジンを降ろしたい最大の理由は、このクラックに対する対処だ。MINI SPARESの5速は、ケースは中古品をベースに使っているけど、私のように運悪くダメージを受けている物を使って作られてしまう物もあるようだ。この辺は丹念に外観チェックをしていても分からないだろうけどねえ。

 確実にオイル漏れを停めるならば内側からのが溶接しやすいということで、内側から溶接をしたそうだ。みつさんの所はアルミ溶接も出来るのが心強い点だ。

 また、Finalは3.9にしているけど、合わせたつもりでピニオンギアを選択したつもりだけど、12インチベースで計算してしまっていた。このため、外形から来る一割を考慮しなったため、スピードが一割ほど低く出ていて気持ち悪かったので、再度ピニオンを見直して、交換して貰った。これで、スピードメーターと合うと良いけどねえ。

 あとはオイルのリークチェックをして貰って、再度積み替えた。

 さらに、足回りに問題があることが分かった。ブーツが裂けている。。。。それと、ホイールとショックが当たっていることも分かったので、対処した。

 まあ、付いていたスタッドが短かったため、3mmのスペーサーしか使えなかったけど、今回はスダッドを打ち変えて、10mmのスペーサーに交換して、サスに当たらないようにした。この辺が分かったのは怪我の功名だ。良かった。

 とりあえず、圧縮は2,3番で、14.7kg/cm3に回復した。この差はバルブ分だろうとこと。とりあえず、2000から3000rpmでのバラツキは無くなったけど、アイドルからメインに切り替わりがちょっとばたつく感じが出ているので、Weberのセッティングはやり直しとなる。一週間後のタペット調整のあとにこの辺の再調整を行いたい。

以上