305 ミーティングでオーバーヒートしたERA TURBOを復活させた。


9月09日2006年

 CLUB 305ミーティングのFREE走行でオーバーヒートしてしまったERA TURBOだけど、うちに帰ってから車の状態をチェック。状況は最悪。マフラーから水がでたから、リアに白いクーラントが転々と付いているし、ラジエタも噴き戻しがあった。オイルにMotulを使っていて主成分にエステルを使っているので、乳化されると困るのですぐにオイルを抜いた。マフラーから水が出ているということは、GearBOXにも水が回って当然だからね。案の定抜いてみると最初にクーラントが出てきた。

 GP10に確認するとラジエタの水も抜いた方が良いと言うことで抜いてみたけど、4番にシリンダに何かが起こっているようだ。

 Rally JAPANに行こうと夏休みを取っていたが、前回の問題と同じくらいの規模の故障だとかなり痛いので、RALLY JAPANに行くのを止めて、状況を確認するためにHeadを自分で外してみることにした。見てみると3−4番の間のウォーターラインが破裂して、4番と繋がってしまったようだね。それ以外は大きなダメージがあるように思えなかった。

 ぶった切れてしまったガスケット。家のERA TURBOはドライデッキになっているので破裂したラインには実は水が来ていない。高回転に回しているときにウェーターポンプの水圧がそこに集中して破裂したのかなと思った。GP10に頼むならちょっと検討して貰って、必要に応じて穴を拡大するなどガス抜きがいるかなと思っていた。

 しかし、GP10の方も一杯で、空きがなさそうなんで、自宅でガスケット交換だけで対処してみようと思った。Headの方も、平らな大きな机の上に置いても、がたがたすることも無くピッタと張り付いていたので、Headとしての歪みもなさそうだった。

 今回交換したのは、Headガスケット、マニュホールドガスケットとHeadスタッドである。もう、何回もエンジン開けているし、くたびれて来ていそうな感じもするし、ダブルナットで処理したところではずれない部分が出てしまったので、ネジとしては有名なARPのスタットを注文した。

 ブロックはガスケットのカスや汚れを綺麗にして、平面が出るように磨いて脱脂する。これが落ちるのが面白かったので、マメに綺麗にしてしまった。

 同様に、Headも方も余計なカーボンを除去して、凹凸が出来ないように綺麗にする。

 あとはトルクレンチで指定された、トルクで止めていく。ERA TURBOはHEADの締め付けトルクが一般より高い、7.5kgなんだね。また、ARPの説明を見るとまずは、75%のトルクで全部してから、規定トルクに変えて再度閉めろと指示が合ったのでその方法で一定トルクが掛かるように止めていた。

 オイルをいれて、いよいよ問題のクーラントをラジエタへ入れてみた。3Lくらい入るようだ。エアー抜きをしたいので、しばらくアイドリングにしてふたを開けておいた。

 問題の4番を見てみると、クーラントが漏れてくる事はなさそうで良かった。取りあえず、最大の難関が突破できそうだ。

 本式は、GP10にお願いしようと思っているけど、とりあえず、簡易的にタペットの調整を行った。でも、これはあんまりうまくいっていないね。今度やり方を教わろうと思っている。

 とりあえず、組上がって簡易調整が終わったので問題の火入れ。。。。。。一応、エンジンちゃんとかかった。。。。最初、ものすごい白煙が出たのでまずいと思ったけど、30分くらいアイドリングをしていたら、排気は透明になった。まだ、いろいろなところに水分が残っているみたいで、明日GP10にいって調整してきて、奥多摩にひとっ走り行ってくるかなあと思っている。

以上