120SLのカーステの修理


07月18日2007年
 120SLに着いているカーステはなかなか古めかしいしが音が出なかった。しかし120SLのコンソールもこのカーステにあわせて作られている。今のカーステを入れることもできるけど、120SLの雰囲気とは合わないだろうなあと思った。このため、このカーステを修理することにした。状況を確認すると、音が出ないが、FMのチューニングはできているようだった。STのインジケーターが着いたり消えたりするので、アンプの部分が壊れているだろうと言う予想が立った。

 このカーステはTOSHIBAのTA7205というチップをアンプで使っていることがわかった。有名なチップのようで、データシートが手に入ったとので調べやすかった。まずは電源から追ってみたけど、いきなり入っていなかった。やっぱり、ブリッジダイオードが死んでいるようで下の黒いチップに導通がなかった。

 どうやら、このダイオードは、FMからの電源とカセットからの電源をつき合わせて、アンプへ供給しているようだ。なんで、こんな方法で電源を供給しているだろうと興味があるけどね。試しに、死んでいるダイオードを外して、FM側からの電源をショートさせて見たら、あっさりなってしまった。

 死んだダイオードのSPECは残念ながらわからなかったけど、5Aのヒューズを使っていることから、100V1A程度のダイオードで持つではないかと思って、秋月から購入した。

 同じようにブリッジ接続して、元の通りの仕様になるように接続した。

 これで直ったはずなのでまずは、FMの動作確認中。ちゃんと音が出ることがわかった。

 カセットの確認したけど、実はモータが回らなかった。ベルトがのびてしまってシャフトに絡んでしまっているようだ。取り外した。しかし、今更カセットデッキを持っていないのでテープを持っていらないからカセット機能はいらなくて、その代わりの担うのはMP3プレーヤー。私はRCAのプレーヤの音が大好き何でかセットアダプタ経由で音が出るか確認した。これはモータ部分はいらないからね。いい感じのようだ。

 意外に手順を追っていけばラジオの修理はできるけどね。でもよっぽど残したいなあと思わないとやらない作業だけど、最新のプレーヤーと120SLだとあわないものね。やっぱり、フルカーステも雰囲気が独特なんでいいよね。。。直って良かったよ。

以上