ERAのシリンダーヘッドをドライデッキ化


08月08日2004年

 冷却の最終調整ということで、高性能な3コアのラジエタに変更した。いままで、レース用に2コアの高性能なラジエタを使っていたが、その後の技術の進歩でそれを上回るラジエタコアがでたそうで、今回それに入れ替えてみようと言うことのなった。間隔や冷却効率などいろいろ検討した結果のものらしい。

 ラジエタ交換を開始。作業性や風の抜けなどを考えて、格子をカットしたようだ.。結構綺麗なエンジンが見えていて格好いいね。この辺の周りのダクト周りを整理してもった。また、ラジエタ交換やFANの交換をするのにお釜を外すと作業がしやすいらしい。

 FANは今回はインジェクションで使っているFANに交換した。ERAのやつは古く古い4枚ばねのスタイルで、風量が弱いそうで、FANのブレードもエグイインジェクションのスタイルに変更している。

 ボディーに入っていたクラックは再溶接を行なった。でも、まは謎のパキパキは消えていないので、再調査が必要である。

 結構ラジエタ回りはぼろぼろだったね。エアフィルタにいくダクトもぼろぼろだったので交換した。これはだめだね。ラジエタからの熱風を吸っていたようだ。これで少しはパワーアップするかな?

 今回は下回りの覗いてブッシュ回りの交換を行った。ドライブシャフトブーツはばっさり切れていたね。またサス周りのブッシュはぼろぼろだったね。特にローアームについているブッシュはぼろぼろだった。また、テンションロッドは、調整式に変更した。サスを再セットアップしてもらったけど、フロントのタイヤがやっと真ん中に入るようになった。フロントスカートにぶつかることが多かったんだけど、指一本くらい余裕が出来るようになったので、これは早く交換しておいたほうが良かったなあと思ったね。今回変更後、奥多摩へ花火大会に行ったけど、走りははっきり言って慣れていないこともあって怖い。今までかなりルーズだったようで、凄く反応が早くなったような気がする。今までの感覚の切り方だと曲りすぎてしまうので、ちょっとびびってしまった。

 GP10から4CTは熱ダレするだろうといったら、Motulの対抗製品はこのWRだそうだ。今回WRを試してみることに、でもギアの入りがあんまり良くない感じがするので、Motulのほうが好みだなあと思っている。今回は、交換後の成分分析をしてくれるそうで、なにで汚れるのかわかるのでちょっと楽しみかも。さすがにレースをやっているだけのことはあるね。

 今回は交換しないけど、ダウンパイプは手配してもらう予定。長年の締め付けで楕円になってしまっている打よなあ。

 たまには、下回りは重点的に見たほうがいいということを痛感したね。普段は見れないところなんで、なかなか難しいところなんだけどね。GP10は11日〜17日までお盆休みになるので、最後の悪巧み4の外装のイメチェンを実施する予定。当初考えていたより、大幅変更になりそうなんで、楽しみであるが。。。

07月24日2004年

 ドライデッキ化が完了した。8耐用に急造したので、まだ完璧ではないけど、今日,、外は35度だけど渋滞にはまっても90度安定だった。もうちょっとラジエタを強化しなくてはならないので、8耐から帰ってきてから対応する。
 ドライデッキの話しをする前にMINIの水の流れをおさらいしよう。MINIの水回りってブロックのの上の部分とHeadを中心に回っている。FANのところにあるフォーターポンプから押された水は、ブロックの穴を通してヘッドへ向かいそしてラジエタへ帰っていく。このとき問題になるのは、ウォターポンプに押させた水は流れやすいところを中心に水を回ってしまうのである。右側の1番や2番には多くの水が行くけれど、4番や3番には水が淀んでしまって、流れる量が減ってしまう。3番や、4番が異常爆発してしまいやすく、高温にさらさせるのである。

 ドライデッキは水の流れをよどまないようにコントロールすることによって各気筒の温度を均一に冷やすのである。下はドライデッキ加工したHeadとしなかったものである。どちらも中古品であるけど,左側の4番と右側の1番で、ヘッドの焼け方が違っているのが分かるかな?左側の4番が高温になって冷却が非常に難しいのがわかるであろう。ドライデッキはそんなに難しいことをやっているわけではないのである。下側は加工済みのものであるけど、まず各ヘッドとブロックの水の通路を塞いでしまう。そうすると、ウェータポンプに近い1番の通り道がなくなるのある。すると通り道の無くなった水は、4番の方へ流れていく。4番の方からHeadへ行く流れを作ってやればいいという単純なものである。下がドライデッキヘッドであるけど、実際に使うにはこれにもう一つスパイスが必要だからね。このままではまだうまくいかないけど、ここからは秘密だよ。

 本当はこれを載せる予定だったけど、見れば分かるけどインとアウトの隔壁(ちょうど真ん中)に亀裂が入っているのが見えるかな。このため、今回はもう一つドライデッキヘッドを作ることになった。クラックは水の循環が悪い4番が高温なりやすいから発生するだよね。Turboは熱の問題を解決しないと早く走れないということだよね。

 ヘッド側を塞いでしまったので、行き場の無くなった水はここからヘッドに抜けていくのである。こうすれば強制的に水は1番から4番へ回っていくことが分かるであろう。これは、GP10製作のパイプである。ブロックの砂抜きの穴を使って、パイプを打ち込みで入れていくのである。

 これはブロックからもらう水の受けである。DogHouseではここしかみせていないけど、本質を話していないという意味がわかったかな?横に穴をあければいいというわけではないだよ。

 いよいよエンジンが組みあがってきた。ブロックとヘッドが繋がっていることが分かるかな?今後は、ここにバイクのラジエタをかませて最終形となる。今回は時間が無いので直結とした。,ヘッドは4番から1番へ向かって水が流れていくことから、Normalよりも均一に水が回っていくからくりが分かるかな?今は、暑いのと、冷却効率が良くなったので、ラジエタの能力不足が見えてきたので、そちらを改善する方向になる。

 大きなラジエタをつけようと思っているが、グリルが完成していないので、今回はサブラジエタをパラレルにつないでツインオイルクーラーとしている。これは、8耐仕様の暫定案である。

 今まで知らなかっただけど、ERAのエアインテークってここなんだって、私のグリルってここを塞いでしまっているだよね。GP10から封印しているのと言われてしまった、今後のグリルはここを開いているからね。。。。。

 バネは、150kg/cmにあげた。この前のぴったりと比較しても、開いているのがわかるよね。でも、短くなってしまったので、ジャッキアップには注意が必要になったそうであるが。。。。


07月18日2004年

 リチャードロングマンの究極TuningHeadで有名なドライデッキヘッドであるが、構造が分かってしまえばNormalのHeadをいじればできので、今回は製作にTryした。買うとHeadだけで40万で付属パーツをあわせると5速化ミッション並のものなんだけど、激安できそう。冷却がきびしいTurboエンジンでどういう風になるか楽しみである。ドライデッキはHeadの各気筒の冷却を十分行うとことで、ガスケット抜けや異常爆発を防ぎ安定したパワーと信頼性を得ることになる。今回もGP10に協力してもらっているので、お店側がとってくれた経過を示していこう。改造前のエンジン、これがどのように変容していくのだろうか?

 GP10と仲のいい内燃機屋さんから、現行積んであるHeadがあがってきたらしいが最終テストで4番のインとアウト側の壁にクラックが入ったのが見つかった。手持ちの2台のHeadがあったのでいいヘッドを再加工してもう一回作ることになったが、時間がなかったのでポートの研磨の様子は取れなかった。ドライデッキの解説は、改造が上がってきてから解説しよう.DogHouseでもふれているけど、あれって肝心なところは載せていないだよね。包み隠さず、公開しますと言って肝心なところを公開しないと言うのはずるいなあと思うのは私だけだろうか?あれも素人をだましだよね。下は2台のヘッド、スプリングの長さが一定しないなどいろいろ問題があるので、OHしてもらう。

 2つのHeadのうち片方は、吸気側にBigバルブが使われていたとのこと。私の場合は、回すので耐久性重視ということで、Normalのバルブを使うことに。レースカーなら、Bigバルブでいいが、街乗りには耐久性が欲しいと言われてしまった。確かに、毎回壊れては困るよね.

 下のHeadを見て分かるけど、4番(左側)と1番(右側)のピストンの具合が違うよね。実は1番が正解で、4番から2番は、オイルの量が多いとのこと。たいした白煙は出ていないけど踏むと白煙がでるから、OHしなかったタービンかなと思っていたけど、ヘッドが不調だったのかもしれない。今回4番のHeadにクラックが入ったのは怪我の功名かもしれない。

 巨大なオイルクーラーの取りつけと開口面積を広げたいので、グリルを一新しする。また、ERAのフォグは後付けって感じがして嫌だったので、フォグ内蔵タイプになるグリルをイギリスから見つけたきた。かなりの年期もので何層も塗装が入っていたそうであるが、一回はいで再度B.R.Gで塗装してもらう。また、上は探していた、リアの日よけである。MINI用の日よけがあることは知っていたが、なかなか無かったけどこれもイギリスから送ってもらった。これが、外見モディファイの悪巧み1の中身である。結構楽しみである。

 Finalにあわせて、スピードをあわせてもらったメータであるが、今調整中。頼んだ方法とは逆に調整するなんて、時間は掛かるし仕事は間違えるし、日本計器どうしてしまったの?最近、ポカミスが多いらしい。でも、メーターはこだわりのもので、うまくいけば、外側は、13インチをはいた時に正しい速度を示し、内側の赤い方は、10インチをはいたときの速度を示すように改造してもらった。結構こだわりのメーターである。

 フロントのコイルサスはこの前のオフセットをつけた影響でたのかつぶれきってしまった。これではサスの役目をしないので、ばねレートをあけることになりそう。ちょっと前からカチンと行っていたからこれが当たっていたようだね。これで、足の方も復活するだろう。


以上