デトミニにダウンドラフトのIDF44のキャブを取り付けた。


08月19日2008年
 デトミニはイタリア製なんで、キャブもイタリア製のWEBERにしたいよね。サイドドラフトのキャブも良いけど、ダウンドラフトのキャブレターも興味があったので、IDF44をゲットした。中古品何でOHして不味いところをチェックしてあるべき姿にしてデトミニに入れることにした。今回デトミニに入れようと思ったパーツ達。問題はダウントラフトにして、エアークリーナーをどうしようか迷ったので、何パターンか用意した。itgが良いなあと思ったけど、結局ボンネットヒンジに当たってしまったので使えなかった。とりあえず、デトミニにWeberのIDF44の取り付けについて紹介しよう。、みつさんから、経過の写真を貰ったので感謝だ。

 やっぱり、キャブのOHの要はOHキット。IDF44用のOHキットはあるのでGetしておいた。これで、弱ったガスケットやゴムを交換して、調子を元に戻していく。でも、加速ポンプに使うガスケットが2種類あるなんて思わなかったね。

 キャブをOHしているところ、やっぱり経年変化でボディーは汚れているよね。あと、ニードル類もガソリンのヤニやサビがでているので、この辺は綺麗にしないと駄目だね。

 この辺は、エマジョンチューブやアイドルホルダーのなど、ガスケットのゴムは劣化してしまっているね。それにガソリンフィルタの錆びが回っているし、中もガソリンのヤニがべっとりだ。

 フロートは問題ない、オーバーフローすると困るので、こいつは交換だね。加速ポンプももうそれなりに劣化しているね。バタフライは、それなり、44mmなんでやっぱり大きいね。

 フロートのニードルは、175だった。OHキットも175と200が合ったけど同じ175を選択した。加速ポンプは、当初旧型ようを送ってしまったので、使えない事が分かった。私のは新型のようで、ポッチにスプリングが付いていて、不用意に加速ポンプが動かないようにする工夫が付いているようだ。あと、ガソリンの経路は使っていないので、かなり劣化しているね。ここはクリーニングを行っていく。

 スロットルの動きが若干渋かったので見ているとベアリングが叩かれていて傷ついていた。ここは、新品のベアリングに交換する。

 あらかたばらしたので、ブラストをかけて綺麗する。見れば分かるけど見違えるほど綺麗になるよね。これはかなり嬉しい。油にまみれたキャブではちょっと悲しすぎる。。。

 マニホールドのチェックすると、鋳物のままみたいだね。ここは、リューターで削って段差を無くしていく。こういったこつこつとした作業の積み重ねでPowerUpだね。入り口の大きさは合わせてくれていたのかな?あとで確認しよう。

 あらかた綺麗になったので、組み付け、ニードル類の経度などは詰まっていないように通して綺麗にしていく。加速ポンプの今回に合わせた新型に交換する。フィルターも新品に交換する。借り止め、するとこんな感じだ。。。。ショートフィンネルがやる気を感じさせるね。。。。。

 OHがおわったので、これから組み付け。デトミニは3ブランチなんで、エキゾーストをいじらなくてもIDF44は着けられるようになっている。

 しかし問題発生。キャブとボンネットキャッチが近いため、エンジンの揺れで当たってしまうかも知れない。。。。

 このため、ロットを改造して、多少エンジンを前傾させることになった。これで、ボンネットキャッチとのクリアランスを取るようにする。

 このままでは、雨に弱いので、カバーを製作してくれた。

 これからアクセスケーブルを取り付ける。アクセルペダルが軽いので、別にスプリングを追加して強くする工夫もしてある。もちろん、アイドルアップのケーブルもついている。しかし、使わないけどね。

 これで取り付け完了だ。テストドライブをしてみたけど、ちょっとおとなしい。なんか、SUとそんなに変わらない。ダウンドラフトのキャブってあまり経験がないからこんな物なのかと思っていたが、ちょっと、違うなあと思っていた。ここで、Weberのセッティングにトライすることに。もともと入っていたCABの構成は下記のようだった。
アウターベンチュリー 38
エマルジョン F4
メインジェット 145
エアージェット 200
アイドルジェット 55
 中速から高速域はWEBERはエマルジョンと前後のメインとエアーのジェットを交換することでセットアップしていく。F4ってあんまり経験ないねって話だった。とりあえず、一般的なF11かF16かねと言う話になった。しかし交換しても、いまいち感はぬぐえなかった。

 どうも、煮詰まったなあと思って、IDFのセッティングをしているサイトを見てみると、VWのビートルでよく使われている。エンジンの1600CCで似たよう物で、どんな感じでセッティングしているだろうと思ったけど、アウターベンチュリーはみんな32mmに変更していることが分かった。どうやら今エンジンに対して、径が大きく十分な流速が出ていないだろうと思った。32mmのアウターベンチュリーを探したけど、やっぱりビートル屋さんで扱っている。けど、在庫が無いので入荷未定で注文保留って訳の分からない事を言い出したので、アメリカのビートル屋さんへ頼んだ。

 アメリカから届いたパーツ達、アウターベンチュリーは32mmで、エマルジョンはF2を頼んだ。GP10のレースカーはF2を使っているそうで、MINIでパワーを出すならこれと言われていた。

 ミツさんがいろいろセッティングしてくれたけど、コイルのパンクがからんで、大変だったようだけど良い感じでふけあがるセットが見えてきた。最初に出してくれたセットはこれだった。
ベンチュリー32
エマルジョンF2
メイン155 エアー200
アイドル45
 低域でのもたつきがあるので、アイドルジェットとのつながりが良くないねってことで最終的には
ベンチュリー32
エマルジョンF2
メイン155 エアー200
アイドル50
とした。ショートファンネルがやる気を見せているね。WEBERはやはりかっこいいねえ。

 SUよりもAIRBIOXが無いのでコンパクトに出来るので、新たな場所が確保出来たので、サーボ取り付けの悪巧みに進めそうだ。

 やっぱり、WEBERはいいねえ。あの独特の吸気音とアクセルを踏み込んでいったときの加速感はおもしろいねえ。まだ、エンジンがオンボロなんで本来の姿を現していないけど、なかなか面白いね。これでデトミニの純イタリア化も進むしね。あとはタイヤをピレリのP7でも入れれば最高だねえ。。。。やっぱり、ダウンドラフト化は面白かったよ。。。まだ発展途上だけどね。

以上