DVD-RAM


 それは「To Heart」と「MegaZone23」から始まった。
 9月に日本に帰ってきたときに、LDからDVDに販売の主力が移ったことに非常に驚いたのである。4月にいったときは明らかにLD売り場の方が大きかったが、今はDVDへすかっり主力がうつったみたいである。ためしに「To Heart」を買った のである。安かったのと、好みの学園ものだからである。日本では、LD/DVDコンパチ機のDVL−9というデッキを使っていたが、こっちには持っていかず、LD/DVDプレーヤー(DVL−909)を現地調達したのである。「To Heart」をこっちのデッキで再生しようとすると、”Wrong regon code”と表示してDVL−909で再生してくれなかったのである。なぜ?日本でチェックしたときは動いたじゃないと最初は訳がわからなかったが、どうもDVDはPlaystationと同じように国別コードがあるらしいことがわかった。そのとき、一号機には、DVD−ROMを接続してあることを思い出した。ちょうど、こっちにくるときに、第3世代のDVDーROMがではじめて、第1世代のDVD−ROM(東芝のSD−M1002)が投売りされていたのである。これに、YUANの訳のわからんHWエンコーダーを組み合わせたのである。ちょうど、こっちに引越しの合間に組んだマシンであったため、ろくに動作チェックもしなった。それで、「To Heart」を再生すると、ちょっと再生するとマシンがロックしたり、クラッシュしてしまうのである。これがはまりの前兆だった。YUANのWEBサイトを見つけたので、いろいろなバージョンを試したが、すべて結果は同じだった。こうなると意地でも「To Heart」が見たくなってしまうのである。素直にFry’sにいって、CreativeのPC−DVDを買ってしまった。すると、最初に国別コードを聞いてくるじゃない。日本を選ぶと何のことはなく、「To Heart」が再生されてしまった。なんとなく拍子抜けでDVD売り場で、「Megazone23」と「Matrix」を買ってしまった。これも素直に動く。(PC-DVDはリージョンコードを可変できる。)あまりに簡単に終わってしまったので、なんとなく心が許せなかった。やっぱり、第一世代DVDを動かしたい!(やめておけばよかったのだよ。ここで!)。そんなこんなで、Computer Fairにいくと、この前買ったCreativeのHWデコーダーだけ売っていてかなり安い($30)だった。これが罠だった(この後の1号機HDDクラッシュ事件の遠因)。このとき、Sigma DesignのHollywood+もあったでのであるが、Sigma designにいい思い出がなかったので、Creativeを買ったのである。すると、今度はぜんぜん動かないのである。最初のディスクアクセスで、必要な情報が読めないというエラーを吐いて、一歩も進まないのである。がーん。またも、CreativeのWEBサイトに行って最新ドライバにしても効果がないし、IDEドライバを試してもだめ、ためしに1号機で使っていた、CreativeのDVD−ROMを移植すると、素直に動いてしまった。がーーーーーーん。Ceativeはなんかチェックしているみたいだ。なんでも動作するわけではないだ!また、Computer Fairへ(こいつは土日やっている)。仕方なくHollywood+を買う。すると隣にDVD−RAMがあるではないか。このときは、どうでもなれ!という気分だったで家に帰ってみると、DVD−RAMとHolllyWood+を持っていたのである。組み上げると、それなり動くようであるが、どうも「To Heart」動きが不信だった。「Megazone23」にいたっては、動きがカクカクたった。なにこれ?最初に疑ったのがHollywood+だった。昔に、Simga DesignのVideoCDキットを買ったときに、Gigabyteの686KXを2枚再起不能(BIOSをスタートさせない。カードを抜いたとしても!)にしてくれたカードだったので、どうも信用が置けなかったのである。よりによって、またWebサイトへいって最新ドライバにしても改善されない。しかし、WEBを検索すると、それなりにHollywood+は使われているようだった。もしかして、DVD−RAMでは?ためしに第1世代のDVD-ROMをつなぐとスイスイ動くではないか!本当はここで、当初の目的は達していたのであるが、勢いでDVD-RAMを買ってしまっている。そこで、DVD-RAMのFirmware探しの旅にでるのだが、公式サイトには置いていない。うーん東芝らしい。もちろん、USサイトにもなく途方にくれてしまったが、Firmwareアップデート情報をまとめているNewsグループを検索するとどうもあるらしいことがわかった。そんなこんなで、検索しまくって、Firmwareを総合的に管理しているサイトを見つけて、やっとDVDーRAMのFirmwareをゲットできたのである。調べてみると、今、インストールされているのは、最新みたいだったが、2世代古いFirmwareに戻すと、素直に動作するようだ!「To Heaet」、「Matrix]「Megazone23」「Bules Brothers]も問題がなかった。やっぱり、最新が一番いいわけではないことが、またも立証されてしまった。右の図は2号機に実装されているところで、バージョンを戻したことで、RAM機能が心配でバックアップテストをしていたところである。このとき、$10安かったので、HOTANという訳のわからんところから買ったのであるが、洗浄がよくなくて、盤が汚れていてエラーでまくりで、Maxellに買いなおしたのである。いまところ、Maxellにして特に問題は発生していない。結局$10とって、$80を損した結果となってしまった.でも、5,2GBはかなり広く便利だ。メディアがもっと安くなって、スピードが上がってくれば手軽に扱えるので便利ではないかと思う。
 でも、このトラブルの調査で、かなり悲しいことがわかってしまった。DVL−909は、一箇所ショートさせれば、リモコンでregonコードが変更できることが分ったのである。これを最初に見つけていれば、PCのDVDプレーヤーなんか買わなかったと思うのだけどな。

ストレージ系のドライバの宝庫(このサイトはかなり便利)
http://perso.club-internet.fr/farzeno/firmware/
DVL−909のクラッキングサイト
http://www.twi.ch/~i7eberha/english.htm