02月06日2011年
先方と仕様の合意を得たので製作を開始した。MPIのボンネットをベースに製作がはじまり、何通かの写真が送られてきた。なかなか良い感じで出来上がっている。しかし、ベースがMPIのボンネットと言うのが後であだになるとは思わなかった。
出来上がってきたので、送られてきた。付けてみたけどかなり良い感じ。計ってみたけど40cm以内に入っているようだ。これで、保安基準の問題もクリアできる。
仮組みの時には気が着かなかったけど、この写真を見直してみるとボンネットと、ボディーのカーブのチリが合っていない。キャブクーパーのボンネットを合わせると、ぴったりなのでどうやらMPIのボンネットはサイズが変更になっているようだ。どうやらオーダーするときにキャ日クーパーのボンネットをベースにするように指定すべきだったようだ。
まあ、出来上がってしまったので仕方がないのでカーブをERAターボのアーチと同じにあるように整形していく作業が必要になった。下は、その修正過程である。
時間が掛かっていたので、またボンネットを改良したなあと漠然と思っていた。ジムニーのサイトを見ていたら、興味深いバーツを見つけた。Hood Louversというもので、ステンレスで出来ていてリベットで止める物だった。
http://www.genright.com/category.aspx?categoryID=117
一体感をもったボンネットを作りたいと思っていたので、鉄で出来ているルーバーが欲しいと思って探していたら、やっぱり扱っているお店を見つけた。
http://rodlouvers.com/
ルーバーが届いたので、どのように取り付けるか検討した。廃熱を出す後ろ側と、エアークリーナーが置かれるため、新鮮な空気が欲しいので、左側に配置することにした。
歪みを気にしたので今回は半田で対応したようだ。米国のサイトでは裏から簡単な溶接ですましていたので、これは大変だと思ったねえ。
ルーバーの取り付けが完了したので形を整えるためにパテの処理を開始する。また、ボンネットフックが着いていないので、何かが合ったときに困るので、追加して付けて貰った。
パテは最小限がいいので、細かい傷を取るために研ぎの作業を行う。
かなりの手間が掛かっているけど、下地処理を手を抜くと結局まともな物が出来ないので仕方ない。。。。研ぎの作業が終わったので、サーフェーサーを再度塗って下地処理は完了である。
これが完成形である。やっぱりルーバーを取り付けて良かった。
ERAターボに取り付けてみる。ボンネットフックが短い物しか用意できなくて実用的でないので、ダンパーで対応することした。フックがないのですっきりして、使い勝手がよくなる。
これがしまた時の状態。
前の時よりスタイリッシュにすっきりに仕上がっている。これで、B.R..Gの色が入るとどうなるのかちょっと楽しみである。
05月30日2010年
FOGEYEを入れてから半年後にMiniworldにカスタムボンネットの紹介があった。FRPではなくて、今のボンネットを加工していろいろなデザインに対応するとあった。凄く興味があったけど連絡先に電話番号しか無く、そのときは連絡が面倒だから忘れていた。FOGEYEの場合には、300cd以下の補助ランプにするしかなくて見かけ倒しのライトにちょっと不満だった。また事故の件もあり、ERAターボを大々的に修理するので、ここは保安基準を徹底的に調べて基準にあう物を作ってもらうことを決意した。できればE-mailでやりとりしたいので、連絡先を調べたら見つかった。この会社のようだ。
Total Paintworks
向こうにコンタクトを取ったら、何種類かデザインがあるけどどんなのが良いかと言ってきた。このときは、保安基準より、FOGEYEで苦労したオルタネータが上側にあるのでどうやって逃げを考えているかやりとりをしていた。そうしたら、MPI仕様が上側にオルタネーターがありちゃんと逃げを考慮しているとのことだった。また、MPI仕様でMr-Iタイプも作れるとのこと。
このタイプのFOGのデザインが気に入ったので、このラインでやりたいことを先方に伝えた。
問題はオルタネータ部分の逃げをどのように考慮するかだ。これは、MPI仕様をベースに考えればいい。
そういえば、4灯以上の点灯はできないことを思い出した。このため点灯の仕方はこんな感じなると思ってFOGEYEみたいなスタイルで行きたいと思っていた。また、FOGの保安条件を調べていたら、ロービームの中心から、FOG側に置かなくてはならないので、FOGを下げて欲しい事を伝えた。
その後、不安になり前照灯全体の保安基準が気になってしらみつぶしに調査した。ERAターボとして必要な基準は、下記のようだ。
http://www.navi.go.jp/images/info/pdf/04/Shinsajimukitei_04_057.pdf
http://www.navi.go.jp/images/info/pdf/04/Shinsajimukitei_04_058.pdf
http://www.navi.go.jp/images/info/pdf/04/Shinsajimukitei_04_061.pdf
http://www.navi.go.jp/images/info/pdf/Shinsajimukitei.pdf
ERAターボの91年式を元にしてLink先を分析してこんな感じの基準だろうと理解した。でも、これは私の理解なので参考にするときは鵜呑みにしないこと。この辺はあくまで自己責任だ。
すれ違い用前照灯(ロービーム)
取付位置
@左右同数
A照明部の中心が1.2m以下
B照明部の最外縁は、自動車の最外縁から400mm以内
C車両中心面に対し対称
取付個数
@2個)
灯光の色
@白色または淡黄色でそのすべてが同一
性能
@夜間照射光線が他の交通を妨げないこと。
A夜間前方40mの距離の交通上の障害物を確認できること。
その他
@照射光線の方向が振動、衝撃等により容易にくるわないこと。
前部霧灯
取付位置
@照明部の中心がすれ違い用前照灯の照明部の中心以下
取付個数
@同時に3個以上点灯しない構造
灯光の色
@白色又は淡黄色でそのすべてが同一
性能
@照射光線は、他の交通を妨げないこと。
その他
@照射光線の方向が、振動、衝撃等により容易にくるわないこと。
ERAターボが手元にないので、よく分からなかったけどこんな感じなら全体の保安基準を満たせるのかなと思って、依頼し直した。
すると先方から検討結果がきた。コーナーの端過ぎておくことが出来ないと言ってきた。
補助ライトとして、こ25mmほど上に置けないのかと提案してきた。これなら、FOGEYEと変わらないので300cd以下の暗いライトしか使えなくなってしまい何のために作るのか分からなかった。
総合的にいろいろ考えたけど、真ん中にロービームを持ってくれば解決出来ると思った。しかし、条文にある”照明部の最外縁は、自動車の最外縁から400mm以内”の意味がよく分からなかった。最外縁が、外側なのか、ライトの直径を含んだ内側なのか読みとれなかった。このため、みつさんに頼んで、立川の陸自にこの検討を検証してもらった。最外縁は外側で良く真ん中にロービームを置くことが出来ることが分かった。後はFOGとの兼ね合いを調整すればよい。イギリスに対して、検討依頼を送った。
ついでに、ミツさんにロービームの許容位置を出してもらった。おめぽん号を題材にさせてもらってすいません。
併せて、イメージを見たかったんで、向こうの写真を加工して、保安基準に適合するデザインを再検討してみた。こんな感じになるだろうなあ。
先方から、設計案と寸法が届いた。横の位置は、40cm以内、高さは1,2m以内なので問題ないだろう。あとは、ちゃんと光軸が出てくるかだねえ。
気になるお値段だけど、当初の向こうのお着せの場合には、
4灯つき
MKIスタイル。
無塗装
で送料込みで、£495だった。ただ彼らのバージョンはFOGの位置が高くなってしまうので、日本では使えないだろう。今回のカスタマイズが追加されたから、£600となった。とりあえず、このラインで作ってくれとお願いしたので、出来るのが楽しみだ。でも、丁度頼んだばかりで、まだできあがっていないので、作ってみたいなら出来を見てからのが良いので、同じ事をしたいと思っても待ってね。
以上