BAIMO(バイモ)のリアシャフトを3/8インチから17mmに変更した。


9月04日2011年
 最近リアのシャフトが曲がってしまうトラブルが発生した。これが発生するとタイヤがフレームに当たってしまって走れなくなってしまう。どうやら、シフトキットで変速したときのショックが大きくシャフトが負けてしまうことがわかった。。。。まあ、私の体重が原因でなくて良かったとと思ったけどねえ。。。。まあ、これを解決しないと安心して乗れないので今回この対策をしたけど、大嵌りするとは思わなかった。

 最初確認したときは、両立スタンドのブラケットが曲がっており、ディレーラー固定用のネジもあり、スタンドの固定ブラケットの右側が平行に保てないことが問題と思ったので、両立スタンドを辞めて、HUBをアメリから輸入してシャフトだけ使ってみたがあっさり曲がってしまった。。。。。

 そこで、3/8インチのシャフトをワンオフで作ることにした。見るとナマ鉄のシャフトなのでもっと材質のいい炭素鋼の45Cで、焼入れをした物としないもの2種類を作ってみたら、両方とも数百メートルも走ると簡単に曲がってしまうことがわかった。

 仕方がないのでHUBをバラして状態を確認することにした。。。意外に簡単に外れる物なんだと思ったけどねえ。

 HUBを分解していくと、インナレースが割れて、変形してしまっている。。。。このまま使い続けていたら、絶対に死んだねえ。ちょうど何種類かアメリカから買ったハブで、ベアリングを使っている物があり、これを参考にして作ることにした。まあ、アメリカのHUBは3/8インチで細かったので使いたくなかったのである。

 しかし、ヒビが入っており崩壊寸前って感じだよねえ。良くこれで走っていたと思ったよ。

 しかし、どんなベアリングが買えるのか分からなかったので、調布にあるベアリング屋さんに行って仕様書を見せて貰ったら、17mmのシャフトを通せるベアリングがあり、6個使うことにした。

 下が購入したベアリング。小型のベアリングは高価そうで、思ったより良い値段がした。下は今回利用する17mmのシャフトに使うネジ。これも特殊なのでネジを切って貰った。

 17mmのシャフトはないので、今回もワンオフで製作して貰った。45Cの炭素鋼で焼き入れタイプとした。今までの3/8インチのシャフトと比較すると倍以上あるので、これで曲がったらどうしようもないねえ。

 今回はベアリング格納するためにあわせてHUB部分の筒の分も製作して貰った。さらにシャフトは、フレームに当たる部分は、3/8インチになるように削って貰ってある。jこれは、フレームが弱くなって貰っても困るので、最初から検討しておいた。

出来上がったので、HUBの部分を組み上げていく。HUBのシャフトは同じ穴になるように気を付けて、HUBと筒の部分を圧入する。また、ベアリングもMINIのHUBで使っているグリスを入れておく。

 片側3つにしたので、順次HUBにベアリングを入れておく。最後に端のベアリングを圧入する。

 HUBをホイールに格納するために、ワイアーを組んでいく。ブレが無いか確認しながら、慎重に組んでいく。

 ホイールが出来たので、シャフトを組んでいく。ディスクブレーキやギアの部分があるので、車輪がぶれないように、カラーを作っていく。丁度、フレームに当たる部分が3/8インチになっていることが分かるだろ留。また、ついでに登坂能力を上げたいために、ギアセット1速が34Tになる物を用意した。さらに減速比が大きくなるので、名栗の坂も楽に上がられる用になると良い。

 これが完成系。22mmのネジになったので、かなり大きなネジとシャフトになったことがわかるだろう。

 流石にここまでやると、乱暴にシフトしても曲がることが無い。これで安心して変速できるようになったし、ベアリングを良い物にしたので、クラッチを切ったときに自転車モードで走ってきたときのベダルの軽さが普通の自転車並になるという嬉しい誤算があった。これはいろいろ大変だったけどやって良かった。

以上