白煙修理ならびに5速化対応


02月08日2004年
 メータの誤差が大きいなあということで対策に乗り出すことに。街乗りで10Km高く出ているなあと思ったけど、高速に乗るとそのずれはかなり多くなり適当にごまかすわけには行かなくなってきた。だって、ちょっと飛ばすと○00kmのフルスケールを越えてしまうので困ってしまった。何でそうなるのか分析してみた。ERAのFinalギアは3.2であるけど今回は3.6のギアに変えてある。Finalギアの変更で、
3.6:3.2=1.125
12.5%も低い値を差している。さらに10inchタイヤに替えてあるので誤差が増えてしまう。外形の差を計算すると、
529:489=1.082
からトータル1.217であり、40Kmで走っていても48kmを差すので実用域で10kmずれているという話と合うのである。これが100kmでは、121kmになってしまう。これでは使えないのでメータで補正をGP10に依頼した。しばらくして私のお願いした方法でメータが帰ってくるだろう。その間にこの誤差をうまく認識する方法はないかなト思ったけど、永井のデジタルメータを付けて見た。数字でスピードが表示されるので、認識しやすく20%落とす計算が簡単に行えるのである。メータが外れたら外そうと思っていたけど、これはこれで便利だと思ったね。こんな感じである。

01月17日2004年
 先週微調整とオイル交換のためにGP10にいった。冷間時にギアシフトするとエンジンの回転が下がりすぎてエンストしてしまうのである。これは、GP10によるとガスが薄いからで、エンジンがもっと濃いガスを欲しがっているとのこと。CABのスロー部分のニードルを少し削ってもらってぱっちりである。やっぱり、排気量は上がっているし、全体的にエンジンがもっとガスを欲しがっているだね。あわせてパワーも上がっているといいなあ。その他のチェックで、ラジエタUpper側から微小なリークが見つかり対応してもらった。LLCが漏れて白くなっていることが見えるであろう。。。。

半田付けを使いして、リークは収まった。

 また冷却FANが遅かったのはFAN自身ではなく、GNDラインの取り方が悪かったことが分かった。GNDの取り回しを変更してFANもちゃんと回っている。今のこと路、80度で安定するようにセッティッングしてあり、かなり快調だ。それに、ボンネットをもめる金具を製作してもらいこれでちゃんと収まりが着くようになったし、ヒートチェンジャーをボンネットに追加したのでさらに静粛性が良くなったような気がする。

12月30日2003年
 今回オースチンスポーツのオーバルマフラーに変えたけど、静かであるけどかなりアイドリングは乾いたいい音がするだよね。タイコが2個あるし、太いし中々日本の環境に合わせたいいマフラーかも。このまえ、GP10でRC40の音を聞かなければこれはいいなあと思ったけど、もう少しやんちゃなマフラーでも良かったかなとも思った。この辺は今後の楽しみにしたいなあと思っている。

 これがオースチンスポーツの音

12月29日2003年(変更版)

 305から不調だった私のERAが2ヶ月におよぶ修理期間を経て直ってきた。掛かったお金もかなり程度のいいMINIが一台買えるほどの額が掛かっているけど、13年もたては何回かの車を買うので買い換えるのか治すのかを問う判断なら、今回のリフレッシュは正しかったなあと思っている。今回のERAはかなりエレガントで上品になったのである。無骨な振動もないし、エンジンはレッドゾーンなんてないという感じの軽い吹け上がりで本当に驚きの連続なのである。やっぱりチューニングマシンって凄いだね。エンジンが簡単に吹け上がってしまうので、3500rpmなんて簡単に越えてしまって慣らしができるのかちょっと不安である。下が、うちのガレージに収まったNew ERA TURBOである。

今回GP10にお願いしたした内容の原文は下記である。17項目に及ぶ大変な作業である。今回は、毒キノコ取り付け以外は実施した。毒キノコは来年の車検の時の課題にしようと思っている。こうやればできるかなというめどは立ったけど、作業が大変なんで今後の課題にしたい。

ERA TURBOの修理をお願いいたします。連絡先は下記です。
依頼項目
1)エンジンがふけない。
2)オイルの消費が激しい。オイルプレッシャが上がらない。ピストンや、クランクのメタルを見てみてください。この前お渡しPartsにオイルポンプをつけてあります。こっちのが能力があるようなら交換してください。
3)アクセルを踏むと白煙が凄く出る。また高い負荷の後にオイルプレッシャ警告灯がついてしまう。高速の料金所などで特におこる。
4)ホワイトメーターにしたので、これにあったセンサーに入れ替えてください。水温系は交換済みであるがほかはまだ交換していない。また残ったセンサーは戻すことのあるので、とって置いてください。
5)SUキャブのOHキットを同梱してあるので、オーバーホールをして欲しい。
6)CAM類の交換。エンジンのバランス取りをお願いします。状況によってはフライホイールの軽量化の考えて欲しいです。乗りにくくなるようならいいです。
7)HKSのパワーフローの取り付け。ボンネットは純正でないので穴をあけてもOKです。
8)タイヤのホワイトリボンをつけて欲しい。
9)左フロントフェンダーが割れてしまったので補修して欲しい。
10)ボンネットを同色で塗って欲しい。余った塗料を少し欲しい。左のドアポケットにタッチアップペイントがあるので、入れておいて欲しい。
11)下ろしたエンジンをペイントして欲しい。またエンジンルームの洗浄をお願いしたい。
12)ゴム、ブッシュ類の交換。エンジンマウントやサブフレームのマウントなど消耗しているようなら、積極的に交換しておいて欲しい。
13)5速ミッションの取り付け。

出るならやって欲しい項目
14)センタマフラーの装着。リアのエアロはつけてありますので、左側の穴を埋めて、真ん中を削って綺麗にいけるといいなあ。
15)MINIの12月号にある。エンジンのメッキパーツが入るといいかも。(ラジエタカバーブレーキマスタカバーなど)。
16)ラナバウトで出している。5速パターンが入っているシフトノブが手に入ればほしい。
17)手持ちの4速のミッションのOH。これは値段が知りたい。

デジカメを置いておきます。節目、節目で写真を取っていただきたいのです。よろしくお願いいたします。
以上

大きな改造について解説しておこう。
1)今回の隠しだま1はセンターマフラー
 MINIのドレスアップの方法論として、10inch化もあるけどもう一つ大きな項目としてはセンタマフラー化というのもある。これかなりいいですよ。リアの周りがかなり引き締まってかっこよくなりました。これはかなりお気に入りのリアViewになった。ERAの場合リアバンパーを作り変えないとうまい具合にセンタマフラー化できないので、簡単には行かない項目なんだよね。その製作過程を示そう。

 GP10というとレースというイメージを持つかもしれないけど、結構この辺のドレスアップも加藤さんが大好きなんで、いろいろ相談乗ってもらえるのである。最初は単純に穴を埋めてセンターにあければいいと思ったけど、これだと全然バンパーのエアロに強度がもてないそうなのでる。このため、左側にあった穴を切り出して、センターに移植する大手術が必要になったのである。位置決めや太いマフラーに対応するためにいろいろ位置決めをしている様子である。かなり細かい作業で結構大変だったそうである。また、仮組みしてみたけど、普通のMINIにはいいけどERAにはちょっとマフラーの長さが足りなかったそうである。パンパーより手前だとまたパンパー周りが真っ黒になるので、ちょっとはみ出す感じになるように改良を加えているのである。いろいろその過程が見えているであろう。GP10では、サーフェーサーを吹くまで処理してそれからは塗装業者に任せて、B,R,Gに塗ってもらうのである。今回は単一色がいいであろうということ全部同じ色にした。

 下はマフラーの調整過程である。今回は白煙が大量に出ているのでつまっていると嫌だねということで、ダウンパイプを残して1.3i仕様に変えた。これだと触媒から先がフランジになっているので交換も楽だ。リアのマフラーの交換も自由に出来るようになっていろいろ楽しめる。今回は、音が静かなでぶっといマフラーにしたかったので、オースチンスポーツオーバルマフラーを選んだ。タイコが2つあるし、かなり大きいので消音効果は抜群である。最初は、リチャードロングマンステンレスマフラーダブルにしようと思ったけど、エンドにサイレンサーが追加されていてせっかく周りは太くても内径が小さくなっていんちきくさくってやめた。オーバルマフラーはエンドがすっきりすって出ていて正統派のようでこっちがいいだろうなあと思った。下が調整後の画像、触媒と組み合わせて、エンドを若干伸ばしているのが見えるだろう。この辺の細かい仕事をしてくれるGP10に本当に感謝である。

 結構な迫力でしょう!GP10の入魂の作である。でも、音が静かだなあ。MINI Spares見ていたら、NEW RC40の記事があってセンターだしらしいので、変えてみたくなってきた。。。


2)エアコン関係の移設。
 下が今度の私のERAのエンジンルームである。何か違うでしょう!これが隠しだま2の改造である。エンジンがすっきりしているよね。下の絵は、修理する前の私のERAの画像である。エアコンのコンデンサーが鎮座して、溢れんばかりの様相を示しているけど、今後のERAはすっきりなのである。よくエアコンレス化をやるけど、それは技術力の無いMINI屋のやり方なのである。やっぱり、夏は快適でいたいのでエアコン欲しいでしょう。エアコンのコンデンサーを97式見たく右側のフェンダーに納めてしまうのである。また、ウェッシャータンクはリアから取ればいいのである!これでエンジンはすっきりするし、ついでにオイルクーラーも大型化して冷え冷えのグリルの前に配置したのでこれは冷却上素晴らしい効果がえられるよね。また、夏にエアコンかけても今まで熱風がエンジンに掛かっていたけど、今度は右側のフェンダーへ抜けていくので、安心して夏でもエアコンがかけられそうである。実はこの作業は5万ほどしか取れられいないようである。もちろんエンジンを下ろしたオプションであるのはいうまでも無いが。。。。。CAB車なら無粋なECUも鎮座しないので、この改造はかなりお勧めである。

 これが今までのERAのエンジンルーム。かなり複雑で何もやるにも厳しいよね。

 作業は下のようである。右側のフェンダーを大胆に切ってそこにコンデンサーをはめていくのである。いわれてみれば簡単なんだけど、こんな改造をしてくれるところは見たことが無いでしょう!やって欲しい人はGP10にGoだね。オイルクーラーが良い位置に来るのがさらにうれしいよね。まあ、いろいろ手に入るようになるのでメンテナンス性もかなり上がるよね。


3)70Aのオルタの取付け
 YahooのオークションでERAにもボルトオンで付くといっていたので簡単に行くと思ったけどいろいろ手直しが必要だったようだ。でも結果的には綺麗についている。今のオルタに不満は無いのだけど、エンジンが綺麗になったけどオルタが汚れているのはあまりにも悲しいので交換してもらった。でも、今回トラぶったので、いろいろオルタを見てみたけど、電気エンジニアとしてはちょっと許せないところがあるのであわせて直してもらった。今回のオルタは簡単に取り付けられるように考えられていて、カプラーなどが付属しているけどそれはちょっとおかしいのでないと首を捻ってしまう?右上のケーブルと接続されていくけど、こんな細いケーブルに12V、70Aを流すのである。サーバータイプAT互換機だって、Processorラインに12V、50A流しているけど、同じくらいの太さで4本くらいで電圧ドロップが押さえられる計算なんだけど。。。。このオルタ開発しているところはちょっと分かっていないなあと思ったので、このラインは新たに作り直してもらった。左下に赤い太いラインを出ているのが見えるであろう。ケーブルを変更してせっかく発電した電圧を効果的にスタータ経由でバッテリへ行くように変更してもらった。これは加藤さんと雑談で話していたけど、ちゃんとやってくれるGP10に感謝である。まあ、真価は見えていないけど、アイドリング時のライトの明かりが走っているとの変らないくらい光るようになったなあと思う。この辺がスペシャルショップの仕事だなと思った。

 4)板金関連
 今回左フェンダーが段差に乗り上げた拍子に割れてしまったので直してもらった。FRPにファイバーを注入して成型し、サーフェーサーを吹いてくれたのである。GP10では塗装を行っていないので塗装業者へ出してくれたのである。あわせて逆向きボンネットやリアのバンパーも合わせて、B.R.Gに塗ってもらった。また、今回、ゴムなどのマウントはすべて交換してもらっている。13年もたてはいろいろ硬化して使えなくなってしまっている。この延長でボディーにクラックが入っていることが分かった。丁度エンジンのフロントサブフレームとボディ本体を押さえているところが切れてしまっていたようだ。ここはちゃんと溶接して、マウントを新たに新しく付け替えたそうである。エンジン下ろした時には合わせてマウントも確認した方がいいであろう。


 5)エンジン関連
 今回は白煙対策のため、AE+40のオーバーサイズピストン、シリンダはホーニング、クランクとフライホールは徹底したバランス取りと軽量化をした。フライホイールなんかは、下を見れば分かるけど削れているのが分かるよね。。。。このバランス取りのおかげで素晴らしく上品でスムーズなエンジンになるとは思わなかった。エンジン下ろすチャンスがあるならぜひともやっておいた方がいいだろう。。。。すべての準備が整った状態である。 

 GP10はERA TURBOのトルク推奨値のデータを持っているから安心である。メーカ推奨値を守って組みつけていく。この辺は力任せやってはいけないところでトルクレンチの出番である。

 この辺は私にとってのうれしいオンパレード。
 a)CAMはKentのKC-500Mへ交換。
 b)メタルは削って+10のオーバーサイズのメタルへ変更した。
 c)ピストンはAEの+40のピストンに交換したので、排気量は1310ccへ上がった。これでさらにパワーが上がるかな?
組みつけているが、やっぱり新品っていいよね。

 今回、エンジンを一新したのでHeadとブロックを赤に塗ってもらった。剥げちゃうよといわれたけど、Newエンジンぽっくってやっぱり組みなおしたんだなという感じがして素晴らしい。やっぱり、この辺は綺麗にしてあげたいよね。

 オイルプレシャーが上がらないのでオイルポンプも交換した。結果として4Kgくらいでるようになったのでやっぱり気持ちがいいよね。また、オイルプレッシャレギュレターも調整式に変更した。これで、最大プレッシャ量も自分で好きなように変更できるようになった。青いぽっちが調整のノブである。

 すべての工程が終わったので、Headの取付けや、ロッカーアームの取り付け、Turboなどの仮組みを行った。

 一通り組みあがってラジエタも組み込まれた。ラジエターをきれいしてくれたようで結構うれしいかも。Newエンジン風だよね。素晴らしいレスポンスを示しているのだけど。。。。

 ガスケット類は,Headガスケットキットとシリンダーキットを使うことによって一新している。これで、オイルやその他のリークが発生しなくなるとうれしいのであるが。。。。やっぱりガスケット類は新しいやつを使いたいよね。

 仮組みが終わったのでエンジンを積込む。クラッチカバーを外しておくと簡単に行えるそうだ。これでERAが復活である。

 出来上がったエンジンは物凄い軽い吹け上がりなのである。振動も少ないし、かなり今までの雰囲気とは違ったエンジンになっている。マフラーも結構静かだしね。他のERAと比較をしてみたいものだ。

 6)5速ミッション
 JKDの文字が光る5速ミッション。Finalは3.6なんで今までのミッションを細かくした感じになる。一般道では4速が常用で使われる。5速も使ってみたけど500rpm~800rpm下がった感じになる。500rpmではたいした変化が無いと思われるけどこの回転低下が、高速での楽な乗り味を生み出すのである。まだ高速へ乗っていないので、後でインプレションするつもり。。。。やっぱり、ギアのつながりが良くなるのでエンジンのふけ上がりが非常に良くなる。動画を載せる予定なので比較してみるといいだろう。またスリックシフトが入るので、常に3速か4速へ入るので結構Gearの入りやすいし、バックギアもLiftしなくても簡単に入るので車庫入れもしやすい。早く5速化しておけばよかったなあと思った。

 7)アルミドラムへ変更
 ばれ下重量軽減と放熱を目的に、アルミドラムへ変更した。ホイール軽くするといいことずくめですよねという話しをしていて、この変更の話しが上がって急遽入替えすることのなった。また放熱もよさそうだよね。まだ、この辺の変化は体験できていない。

 やっと一般的な5速なった。MINIを知らない人に乗せると良くなんで4速なのいわれる無くなるのがうれしい。5速ノブがきら〜〜〜〜んと光っている。

 8)ホワイトリボン
 MINIみたいなレトロな雰囲気の車には、ホワイトリボンが合うと思って買っていたけど、バルタンのホイールにはうまくはまらないようだ。鉄チンホイールじゃないと駄目なのかな?はずれ気味になるので今回は装着を断念した。

9)フロントフック
 リアにつけてアクセントになっていたフックだけど、今回フロントサブフレームを経由して取り付けた。ERAの場合には、ナンバBOXを取り外すとでてくるけど、これで簡単に牽引(笑)が出来るようになった。ちょっとかっこいいよね。

 今回の修理は大規模な改造を伴っているけど、その変化は物凄い体感できるもので、予想以上のものだった。印象としては非常に乗りやすいのである。早く走るためには乗りやすくなくては駄目だということもあるのだけど、本当にスムーズで静かで、早いERAが出来たなあというのが感想である。買い替えもいいけど一度、MINIのスペシャルショップの門をたたいてみることもいいのかなと思った。。。

12月21日2003年
 ERAのシェークダウンはしたが若干ご機嫌斜めのようだ。ちゃんとエンジンが掛かるし綺麗に拭け上がるけど、急にエンジンがふけなくなってしまうのである。原因はバルブがスティックしてしまって、完全にバルブが上がらなくて途中で止まってしまっているのである。摩擦で熱が上がってガイドやバルブが膨張するがその分のクリアランスが取れていなくて引っかかってしまうようだ。今回ガイドは全部新品に打ち変えたけどガイドの材質か精度が良くないのかもしれないとのこと。取りあえず今週に再度Headを下ろして、全部のガイドとバルブの公差を測りなおして、30μほどガイドの内径を削るようだ。まあ、バルブスティックが無ければ、かなりいい感じでエンジンは回っているらしい。。。今は、三鷹の工場に行っているので私自身は実車を見ていないだけどね。ブローオフもちゃんと機能したらしくプシュプシュいっているらしい。。。早く帰ってこないかな?でも、いろいろ地道な調整が必要になっているようだ。CAMや排気量アップで今の設定ではおっつかないらしい。今回はニードルも新品でBDDを使っているけど、まだアイドルが上がっていくようでもっとエンジンは濃いガスを要求しているらしい。ニードルを削ってセッティングを出したいといっていた。また、デスビの進角もかなり進めているらしいけどね。。まあ、かなり面白いERAになって帰ってくるようだ。

12月07年2003年
 デジカメの電池が無かったのと、GP10にNoteを持っていき忘れたので今回は写真はない。でも内燃機屋さんから、エンジンブロックやクランクやフライホイールが届いた。一概にエンジンのバランス取りやって言われるけど、その結果をちゃんと説明してくれるGP10って凄いなあと思ったね。下が今回の私の車の結果である。下のほうにフライホイールの修正前と修正後の結果が出ている。フライホイールだと最大19.43g、クランクだと8.06gの不釣合いが発生しているけど、フライホイールなら0.08gであり、クランクなら0.24gに収めてきたようだね。工業量産品だからばらつきは当然あると思うけど結構大きいよね。

この辺がAタイプエンジンはチューニングするとPowerが上がるというのはこういうところから来ているのかなと思っている。GP10ではこういった仕事も得意なんで気軽に相談してみるものいいかもしれない。排気バルブがドイツから届いた。クレジットカードが使えないので、面倒だけどちょっと部品入手幅が広がって個人的には非常にうれしい出来事である。

この絵が一番理解しやすいだろうね。左側が吸気側のガイドで、右側が排気側ガイドである。また、下は排気バルブである。Turboは細かい点でいろいろ違うだね。テストの結果でこうなったのだろうから、やっぱり同じ部品を使いたいよね。

やっぱり、太さが違うのでイン側のガイドは排気バルブに入れられなかったよね。まあ、またHeadに問題があったときにこの辺の交換新品パーツがあるのは安心できるよね。消耗品に中古品を使うのはちょっと厳しいものがあると思いますよ。

 いよいよ補機取り付けが最終段階に入っているので、やっぱり来週かな?いろいろ変更したのでテストしたいと言うことなんで,時間が必要そう。隠しだま1の確認をしたけど今のところうまくいきそう。Powerが上がるというわけではないのだけど、一部の人には気になる変更だとおもうなあ。CAB車の人にはお勧めな変更だと思う。GP10のチューニング車には良く施しているらしいだけどね。

11月29日
 「ノーマルとは違うだよノーマルとは」
 イギリスからバルブガイドが来た。ノーマルのガイドはIN,、OUTは同じ径なんだけど、TurboはOut側はバルブ系は太くしてある。熱的な問題からなのかな?ちなみにIn側はノーマルと同じだそうだ。まあ,、Roverからもガイドは手に入るようなんでイギリスから買うことは無いだけどね。今回はためしという事で買ってみた。同じくIn側のバルブはイギリスから、Out側のバルブはドイツから来る予定なんだよね。これは次回のために取っておこう。


11月23日2003年
 GP10よりTelがあり、1,2,3番のシート縁にクラックがあるけどどうする?という話しがあった。普通に使うならシートを打ち直して使えなくも無いけど、エンジン回すとまたシートがガタガタになってしまうよとのこと。仕方がないので予備のベッドが日の目を見ることに。前回と同じようにPortを拡大したり鏡面上に加工して吸排気系の改善を図ることに。。。下が加工の様子であるが、2日くらいかけて地道に削っていくそうである。こう見るときれいだよね。

 キャブもOHfだけではなくチューニングが施されていたのである。ぱっと見て違いが分からないと駄目だよといわれたけど分からなかった。まあ、バタフライが閉まっていたから良く分からないけど、開けてみてびっくり。バラフライの真ん中にあるスプリングの風抜けが無くっているではないか!また、バタフライも薄くなっている。この変のチューニングの積重ねが早さを生んでいくんだそうだ。あのパーツは相当邪魔だよね。このパーツが無くても十分ガス検は通るので問題は無いそうである。なんとなくLightチュウーニングとはいってられない状況になってきたのかな?

一応Turbo周りもばらして確認してみたけど、特に劣化は無いそうでよかった。また交換して1年しか経っていないものね。

 いろいろチェックしていったら、腐りを発見した。リアシートの真下なんだけど、下のフロアーに穴が開いていたので対処してもらった。

 アルミの補強をいれる。。。

 そして塗装して完了である。やっぱり、13年の歳月は確実にあるね。

 あと、斜面に乗り上げて傷ついてしまった左フェンダーも補修。FRPはどうなっても直せるらしいだよね。レースやっているとクラッシュして壊れてしまうけど後で破片を集めに行って、直してしまうのだそうだ。。レースやっているところはFRPの加工も強いのかな?実は、後でもう一つ面白い工夫をしてもらっている。

 いよいよ作業も見えてきたそうである。あと、2週間くらいかかるかなということである。足りない部品も無いから後は時間が解決してくれることだろう。

11月15日2003年

 いよいよ、本格的な修理の開始。一応お願い事は事前に伝えてあるけど、どういうもので実現するかは話しをしていないので、今回詰めをするためにGP10に行って来た。修理がのびのびになったので次のボーナスまで来てしまったので、5速化以外にもいろいろな項目に足して、アップデートをしようと思っている。まあ、まだお話しできる状況ではないけど中々面白いERAになりそうだね。
 さてGP10の人たちが途中経過と取ってくれているので紹介しよう。まず、今回のメインイベントの5速ミッションである。左は今までついていた4速で、右が今回つけようと思っているJKDのヘリカル5速ミッションである。もう生産中止品で手に入れにくくなってしなうのだろうなあ。4速と比較するとスピードメータのピックアップの部分に5速部分のオーバードライブが追加されるだね。こう見るとMINIも最初は5速を検討していたのかなと思わくも無いね。

 ERAのエンジンが下りた瞬間、これから修理ならびにチューニングがはじまっていく。。。。ぱっと見たところ変なところは無いのだけど。。。。

 Turboを外したところだけど、オイル上がり、下がりがひどくてエキゾーストところがオイルまみれだよね。エンジンブロックにも大量のオイルが落ちてしまっているよね。これはエンジンをペイントしてもらってきれいになる予定。

 一年前にあけたけ結構カーボンついているよね。シリンダーは見た目にはわかないけど、触ってみるとピストンとシリンダーの稼動部が段付きになっているのが分かるらしい。みためには傷がないようなのでよかった。。。+40のオーバーサイズのピストンがはいるように内燃機屋さんへボーリングを開始した。これで、1310ccになるのでそれはそれでたのしみである。

 これがエンジンがふけなくなってしまった主原因である。右側の燃焼室のエキゾーストバルブが欠けているのが分かるだろう。。。これで2番の圧縮が完全に無くなってしまったようである。しかし、カーボンの堆積が多いなあ。バルブが溶けてしまうとは、ヒルクライム恐るべし。。。なあ、その前から調子がいまいちだったんで、印籠を渡してしまったのかな。

 左が今回壊れてしまったもので、左は予備のヘッドから外したバルブ。まあ、使えそうらしいで一先ず安心である。今回壊れてしまったヘッドはOHはしてくれるけど、バルブが溶けたい以外にステムシートなどを交換すれば使えるので良かった。Exバルブを探してまた予備として活用したいなあと思っている。

 それ以外にも症状はないけど、壊れているもののオンパレード。65000km走るとやっぱりいろいろな部分でがたがきているようだ。今回は徹底的にOHしてもらう。ミッションは、1速がはいり難いくらいで大したトラブルも無いのだけど、メインシャフトを押さえているベアリングの位置決めするベークライトが粉砕しているようである。このため、ベアリングの球は見えるけど等間隔に置かれていないのだよね。。。この辺はもう使わないけど、お金に余裕が出来たら修理しておきたいね。

 First Motionギアもかなりけずれてしまっているとこと。一見して何所が悪いのか分からなかったけど。上側にシャフトが段つきになって削れているでしょ。最初はこのシャフトは同じ高さだったそうだ。全然使っていて問題は無かったけど確実に消耗は進んでいるということだね。

 メタルも消耗の限りである。さてこれのうちひどいのはどれか分かるかな?下側の3番目にあるような黒い引っかき傷があるようなものは危ないそうである。クランクは大した傷も無かったそうで、そのままのメタルでもいけるかもといわれいたが、バランス取りをかねて+10のオーバーサイズのメタルを入れるそうである。また、クランクも同様にけずらるそうであるが。。。。14年も経てばいろいろな部品が消耗していくよね。まあ、エンジンを回しすぎだといわれたけどね。。。。

 キャブもオーバーホールしてもらった。これは交換してあるので、ほとんど消耗は無かったようであるけどね。実は、このSUはチューニングを施してくれたそうである。これはデジカメのデータ転送後に教えてもらったので、チューニング編は次回ということで。。。

 今ロットも軽量化ならびに同じ重さにするためのバランス取りは念入りに行われている。。。怪しい輝きはたのしみだよね。。。

フライホイールの軽量化も今後の課題。

 オリタもベアリングが逝っていた様でばらしてOHを実施。でもこれを使うかはちょっとまだ決めていないだよね。

 バネ下重量の軽減のため、リアはアルミのカバーに変える。。。これで軽量化を実施予定。リアの挙動は楽しくなるのかな?

 隠れたラベルを発見。ERAはCastrolのSYNTRON-Xを推薦しているだね。知らなかった。私はBPのViscoβが気に入っているだけど。実はこの辺に楽しいことを実施する予定。

 これ以外でも検討中の改良は何点かある。まだしばらく時間が必要だけど仕上がった時が楽しみだね。でも最大の問題はクリアできたので後は時間が解決してくれるだろう。

以上